27日の上海総合指数は0.44%安、続落!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
27日(月)の上海総合指数は安寄り後、売りに押される展開となりましたが、後場に入ると戻り歩調となり、終値は0.44%安の3251.40で引けました。
セクター別では、Chat GPT関連、医療サービス、レジャー施設・旅行、ホテル・レストランなどが買われました。
一方、不動産、鉄鋼、建材、高速道路などが売られました。
27日(月)の創業板指数は1.17%高となりました。
27日(月)の上海50指数は0.52%安となりました。
先週の上海総合指数は割としっかりとした値動きではありましたが、週末に売られると、27日も続落となりました。
といっても、日足チャートを見る限りでは、小さな値動きで、27日は3230あたりに引けそうな下値抵抗線近辺で切り返すと、少し長めの下ヒゲを付けています。
グローバルで広がる信用不安の出口がまだ見えない中で、本土市場においても中々上昇トレンドは出てきません。
もっとも、創業板指数については20日を底に戻り歩調を強めています。
個人投資家の物色意欲は強まっています。
セクター別ではChat GPT関連の上昇が目立ちました。
オープンAIは23日、サードパーティープラグインのサポートに関する内容を発表しました。
それによると、オープンAI側が用意するプラグインの他、企業オフィス、チケット予約、交通整理などの場面で利用される11件のプラグインを追加したそうです。
これによって、Chat GPTの利便性は大幅に高まる見通しとなりました。
また、27日、アリババ創業者たちが投資する形で設立された学校「雲谷」(幼稚園から小・中・高校まで一貫教育を行う非営利性民営学校)に馬雲が現れたそうです。
そこで、学園長らと討論したそうですが、その場で馬雲は「Chat GPTに代表される技術は既に教育現場に挑戦をもたらしている。
ただし、こうした技術の出現はAI時代の開始を示すものに過ぎない。
我々はAIを用いて問題を解決しなければならないが、AIにコントロールされるわけではない。
人間の体力、頭脳力は機器にはかなわないが、機器は単なる”チップ”であり、人間には”心”がある」などと話したそうです。
また、「工業時代は知識が駆動し、知識を巡る競争であった。
デジタル時代は知恵が駆動し、創造力、想像力による競争となる。
指導力、担当力、責任による競争であり、独立した思考による競争である」などと話しています。
これまで、馬雲は日本やタイなど各国を転々としていたようですが、とうとう中国に戻ってきました。
元気に自らの考えを披露しています。
当局によるアリババへの粛清、ハイテク業界への粛清が完全に終わったことを印象付る出来事として、本土のマスコミはこれを大きく伝えています。
この情報が創業板だけ大きく上げた理由の一つではないかとみています。
下げたセクターでは不動産、鉄鋼、建材、高速道路などが目立ちました。
かつて財政部のトップであった楼継偉氏が雑誌”比較”において発表した「新時代における中国財政体系改革と未来展望」が悪材料視されたようです。
“経済が成長軌道に戻った段階で、不動産税導入のテストを始めるべきだ”といった趣旨の内容が注目されました。
国家統計局は27日、1,2月の工業企業の税前利益が22.9%減であったと発表しています。
景気回復を示す確かなデータの出現が待たれるところです。
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