23日のハンセン指数は2.34%高、3連騰!!
週末のドル円レートを当てて10万円をゲットしよう!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
23日(木)のハンセン指数はわずかに高寄り後、終日旺盛な買いに支えられ上昇、終値は2.34%高の2万49.64ポイントで引けました。
23日(木)の中国企業指数は2.96%高で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ハンセン指数は3月10日以降、200日移動平均線を割り込み、そのまま弱気相場転換となりそうな展開でしたが、22日、23日と大きく上昇し、200日移動平均線を超えてきました。
とりあえずですが、弱気相場入りの危機は脱した感があります。
今回の下落は、SVBの破綻、クレディ・スイスの経営不安に端を発する”グローバル金融機関の経営危機”であり、”それが連鎖する可能性への懸念”が主な要因です。
ただ、ひとまず救済策はまとまってきました。
また、FRBは22日、0.25%の利上げを決めましたが、市場では後1回の利上げで打ち止めになるのではないかといった見方も広がっています。
楽観はできませんが、それでも視界は少し開けてきた感があります。
香港市場の特殊性という点で、気になる噂がありました。
SVBの破綻やクレディ・スイスの経営不安や、クレディ・スイスの発行する160億スイスフランのAT1債の価値がゼロになることがグローバル金融市場で大きな関心事となっていますが、こうした金融不安を背景に、大富豪たちが資金の一部を米国、スイスから香港或いはシンガポールに移しているのではないかという噂がです。
香港のある銀行の窓口営業担当者の発言としてマスコミが伝えたところによると、確かに銀行口座の開設業務は忙しくなってきているそうですが、大富豪たちによる資金流入とは関係がなく、中国-香港間の移動制限がなくなったことで、中国人客が大量に押し寄せているそうです。
足元の統計では米国ドルが大量に香港に流入していることを確認できません。
香港金融管理局の統計によって足元の状況を確認しようとするならば、2か月ほど待たなければなりません。
セクターではハイテク関連が大きく上昇しています。
キングソフト(03888)が12.46%高、レノボグループ(00992)が11.39%高、美団(03690)が8.29%高、テンセント(00700)が8.18%高など、時価総額の大きなところも急騰しています。
テンセントは2022年12月期業績を発表していますが、通期では1%減収、16%減益となりました。
ただ、10-12月期に限れば売上高はほぼ横ばいながら、純利益は12%増と回復基調にあります。
業績の足を引っ張ってきたオンライン広告に回復の兆しが見られます。
マクロでは、昨年第4四半期で底打ちといった見方が広がっていますが、ミクロ面でも、テンセントに限らず、ハイテク関連の主要銘柄で業績の底打ちが確認できるなら、投資家にとって買い安心感が出てきます。
週末のドル円レートを当てて10万円をゲットしよう!