16日のハンセン指数は1.72%安、グローバル金融不安で売られる!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
16日(木)のハンセン指数は安寄り後、狭いレンジでのもみ合いが続きました。
終値は1.72%安の1万9203.91ポイントで引けました。
16日(木)の中国企業指数は1.18%安で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ハンセン指数はこの1週間、200日移動平均線、12月の高値圏でもみ合った水準がほぼ重なっていて、このあたりが下値抵抗線となって、何とか持ちこたえている感があります。
ただ、少し細かいことを言えば、16日の終値は5日移動平均線や、比較的込み合っている25日、75日、200日移動平均線をすべて下回っており、ここを下放れするようだと、戻すのに少し時間がかかりそうです。
今回の下落は、米国のSVB倒産、欧州のクレディスイスの経営危機といった欧米の金融市場の混乱によるところが大きく、こちらの見通しが立たないことには香港市場の見通しも立ちません。
FRBが利上げや、QTを止めたりするのは簡単でしょうが、そんなことをすれば、インフレが加速しかねません。
金融不安による景気減速で需要が縮小、インフレは収まるのか、それともサプライサイドの要因が大きく、ドル安による効果も出てきて物価は高止まりしてしまうのか。
後者でないことを期待したいところですが、果たしてどうでしょうか。
本土要因についてですが、全人代が13日に閉幕したところです。
投資家の期待が大きい、景気を強く刺激しそうな政策は見当たりませんでした。
15日に発表された1-2月の経済統計は以下の通りです。
鉱工業生産:2.4%増(12月と比べ+1.1ポイント、市場予想と比べ▲0.2ポイント)
小売売上高:3.5%増( 〃 +1.7ポイント、 〃 同じ)
固定資産投資:5.5%増(12月累計と比べ+0.4ポイント)
不動産開発投資:▲5.7%減( 〃 +4.3ポイント)
一言でいえば、予想並み、或いは予想をやや下回る程度の結果でした。
中国経済については、政策でも、足元の景気動向でも、好材料が探せないといった状況です。
セクター別では、非鉄金属、石油、銀行あたりが大きく売られています。
金融不安がグローバル経済の先行き不安を掻き立てています。
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