13日の上海総合指数は1.20%高、反騰!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
13日(月)の上海総合指数はわずかに安寄りした後は、買い優勢の展開となりました。
日足チャートはやや大きめの陽線を付けており、終値は1.20%高の3268.70ポイントで引けています。
セクター別では、産金、石油・天然ガス開発、通信、デジタル経済関連、空港空運、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行などが買われました。
一方、自動車、医療サービス、不動産サービスなどが売られました。
13日(月)の創業板指数は0.56%安となりました。
13日(月)の上海50指数は1.05%高となりました。
上海総合指数はテクニカルに下値抵抗線が引けそうな3230ポイント前後で切り返しています。
一方、創業板指数については、春節明け直後に高値を付けた後は下げ相場が続いています。
国有大型企業を中心としたバリュー株が堅調で、グロース株が売られるといった展開となっています。
10日に経営破綻したシリコンバレーバンク(SVB)に関してですが、マスコミ報道などをみると、香港上場企業を中心に20社以上の企業において、預金があるようですが、いずれも現預金、金融資産合計の5%に満たないそうです。
A株では天津九安医療(002432)が預金を持つようですが、5%未満であると報じています。
株価は寄り付きから大きく売られましたが、ストップ安になるほどではなく、大引の段階では2.84%安まで戻しています。
SVB破綻によるA株市場に対する直接的な影響はほぼなかったと言えるでしょう。
ストックコネクトを通じて海外から本土市場に流入する資金については13日、27億7000万元の純流入となりました。
7日から4営業日連続で純流出であったのと比較すれば、SVB破綻により欧米投資家の投資マインドが大きく悪化することはなかったと言えそうです。
5日に開幕した全人代ですが13日に閉幕となりました。
前述の通り、海外からのA株投資は全人代開催中、流出基調であったことから、外国人の失望売りを懸念する見方もあるようですが、13日には純流入に転じているので、それほど意識する必要はないように思います。
とはいえ、グロース株が売られる現状を全く無視するわけにはいきません。
イノベーションに対する失望が株価に影響しているとみるのであれば、ここは創業板指数の底打ちを確認したいところです。
セクター別にみると、デジタル経済関連が買われています。
共産党、国務院がデジタル中国建設に関する総合的な計画を発表したと伝わり、スマートシティー、デジタル政府絡みのソフトウエアを開発する四川久遠銀海軟件(002777)がストップ高となるなど、電子身分証明や、AI関連などが買われています。
また、金価格の上昇から産金関連が買われています。
相変わらず、消費関連への政策期待は根強く、空港空運、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行なども買われています。
グロース株でも部分的には物色意欲は強く、地合いそのものはそれほど悪いわけではありません。
政策、或いは統計面でのサプライズなどがあれば、相場は比較的容易に好転するのではないかとみています。
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