9日のハンセン指数は0.63%安、材料乏しく後場から売られる!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
9日(木)のハンセン指数はわずかに高寄り後、狭いレンジでのもみ合いが続いたのですが、後場に入ると売りに押される展開となりました。
終値は0.63%安の1万9925.74ポイントで引けました。
9日(木)の中国企業指数は1.15%安で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ハンセン指数は再び、200日移動平均線を試す動きとなっています。
3月に入ってからのハンセン指数は、上げ下げが大きく増幅されてはいますが、NYダウ、上海総合指数の動きと大差ありません。
米国のインフレ抑制は市場関係者が考えるほど簡単ではなさそうです。
利上げ打ち止めの時期やその水準を巡り、見通しが不透明となり、長期金利が高止まりしています。
グローバル投資家のリスク許容度に影響を与える形で、香港市場にもネガティブな影響を与えています。
一方、中国では現在、全人代が開催されていますが、政策への期待は織り込まれつつあります。
2月の製造業PMIは予想を大きく上回りましたが、今後、経済統計の面でも、個別の産業統計、個別企業の業績の面でも、実際に回復の兆しを感じさせるような結果を見極める段階に入りつつあり、本土市場は足元で上値が重くなっています。
欧米機関投資家としては、地政学的リスクの高まり、米中関係の緊迫化などが背景として存在するだけに、中国経済のV字回復を示す次の具体的なデータを待ちたいところでしょう。
国家統計局は9日現地時間9:30、2月の物価統計を発表しました。
CPI上昇率は前月と比べ1.1ポイント低く、市場コンセンサスよりも0.9ポイント低い1.0%でした。
PPI上昇率(変化率)は前月と比べ0.6ポイント低く、市場コンセンサスよりも0.1ポイント低い▲1.4%でした。
1月下旬の春節の影響が解消されたことで、供給はしっかりしていたはずですが、春節後の需要が弱かったということです。
特に、消費者物価で予想との乖離が大きくなっていて、個人消費の弱さが意識される結果となりました。
セクター別では、レストラン関連が売られています。
特海国際(09658)が7.14%安、呷哺呷哺餐飲(00520)が7.01%安、九毛九国際(09922)が4.78%安、海底撈国際(06862)が4.54%安となりました。
単純にCPIの弱さが足元の外食需要の弱さを連想させたといった見方もできます。
ただ、アナリストたちは、外食需要は強いのだが、春節、ゼロコロナ政策廃止後の感染蔓延の影響などから、人材を含め供給力が十分戻らなかったのではないかとみている者もいます。
最近気になるのは、A型インフルエンザの流行です。
中国の主要都市では再びマスクを着ける人が増えているようですが、感染を怖がるような状況であれば、外食需要に影響が出ているのかもしれません。
いずれにしても、足元の消費の弱さは気になるところです。
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