23日のハンセン指数は0.35%安、3日続落!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
23日(木)のハンセン指数は安寄り後、前場は前日比プラス圏での値動きでしたが、出来高は増えず、後場に入り下落、終値は0.35%安の2万351.35ポイントで引けました。
23日(木)の中国企業指数は0.40%高で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
香港ハンセン指数は2月に入り、軟調な相場が続いています。
ただ、2月中旬以降はNYダウも売られています。
米国市場における金融政策の見通しを巡る動き、つまり、市場が期待していたほどには金利上昇のペースは鈍化しないのではないかといった懸念があり、欧米投資家のリスク資産への投資を回避する動きによる影響が強かったのではないかとみています。
上海総合指数は春節明け以降、上げ下げはありますが、ほぼ横ばい圏での動きとなっています。
こちらは3月4、5日から始まる両会に対する期待が株価を支えているとみています。
政策の恩恵を受けるセクターが時間差でいくつも出てくれば、資金は回転します。
投資家の政策への感度の違いが、両指数の違いとなって表れているのでしょう。
香港市場に話を戻すと、このまま、NYダウが売られる状況が続くと仮定すると、香港ハンセン指数も軟調な相場となる可能性があります。
下値のめどは、200日移動平均線近辺、或いは12月中旬の高値近辺である19500ポイント程度と予想しています。
本土の景気回復期待が萎まない限り、下げたとしても、このあたりで止まるだろうとの見通しです。
個別銘柄では創科実業(00669)が18.97%下落しています。
欧米投資家向けに空売りレポートを無料で提供するJehoshaphat Researchは22日、創科実業(00669)に関して、”これらの利益は自然に生じたわけではない、ではどのようにして生じたのか”といった見出しのレポートを公開しました。
—グローバルでみても、売上高が10億米ドルを超える上場企業の中で、同社の他には10年連続で半期ごとの粗利益率が継続的に上昇しているような企業は存在しない。
同社は過去十数年の間、会計上のテクニカルな調整によって利益を大幅に水増ししている。
数十億米ドル相当の経費がいろいろな形で資産計上されていることを含め、一部のコストが損益計算書に計上されていなかったり、数年後に繰り延べられていたりする。
最近、支払い債務の不履行、期限延長や、大規模な従業員削減などが行われている状況を勘案すると、2023年の業績は金融危機以来の大幅な悪化となるとみられ、株価は60~80%下落する余地がある—
ざっとみると、こんな内容です。
詳しく財務諸表を調べてみたわけではありませんが、過去5年分の売上高、粗利益、純利益の動きをみる限り、不自然にきれいな上昇トレンドを形成しています。
売りレポートを即座に否定できないところが苦しいところです。
ちなみに、取引所は現地時間午後2時57分に、売買停止としています。
これほど長期間に及ぶ粉飾決算が、同社のような優良企業とみられていた企業で行われていたとすると、欧米投資家の香港株全体に対する信頼性にも影響しかねません。
相場が弱含む時には、他の銘柄からも空売りレポートが出てくるかもしれないので、民営の優良中堅企業に対する投資は少し控えた方が無難でしょう。
ハンセンハイテク指数は1.18%高と上昇しています。
レノボグループ(00992)は5.52%高、ネットイース(09999)は4.12%高、京東健康(06618)は4.03%高でした。
相場全体はやや軟調ですが、グロース株が循環物色されている状況なので、悲観一色ではありません。
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