9日のハンセン指数は1.60%高、後場から一段高!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
9日(木)のハンセン指数はわずかに安寄り後に上昇、後場からは一段高となり、終値は1.62%高の2万1624.36ポイントで引けました。
9日(木)の中国企業指数は1.73%高で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
香港ハンセン指数の日足チャートをみると、比較的長い陽線を付けていますが、特に目新しい材料があったわけではありません。
今週に入り、今回の上昇相場で下値抵抗線として機能している25日移動平均線を少し下回った辺りで推移していたのですが、下値は堅く、9日の前場までそうした状態が続いたのですが、売り方が根負けした形で後場から買い戻されているような感じです。
1月の金融統計をみると、新規貸出規模がインフラ建設や製造業を中心に予想以上に増えています。
また、中国人民銀行のオペレーションに関しても、予想以上に流動性供給を増やしています。
しっかりと金融緩和政策が実施されており、実態経済に資金が回っていることが確認できた点は、もちろん、景気見通しにプラスです。
ただ、これらの情報は寄り付き前にわかっていたことなので、これらのデータが相場を牽引したと言えるかどうかは少し微妙です。
また、出来高をみても、大きな変化はありません。
やはり、9日の香港ハンセン指数はテクニカルな動きによるところが大きいということでしょう。
気球事件で月曜から大きく下げていたのですが、既に示したように、売り込まれているわけではありません。
多くの投資家は、気球問題について米中関係の緩和に向けた動きを逆戻りさせるほどではないとみているようです。
個別銘柄では小米集団(01810)が8.51%上昇しています。
2月2日に一旦高値を付けた後、押し目を形成していたのですが、この日は大きく戻しています。
スマホや通信設備に資金が流入しており、瑞声科技(02018)が5.88%高、舜宇光学科技(02382)が5.69%高、中興通訊(00763)が5.24%高となっています。
今週に入り上昇していたChatGPT関連が大きく売られ、一旦、押し目を形成していてたスマホ、通信設備といったところに資金が戻ったような感じです。
中国のあるメディアは”グーグルの人工知能は知恵遅れになった”といった見出しで、「マイクロソフトの投資先が開発したオープンAIに対抗してグーグルも実用化を進めているが、そのグーグルAIがプレゼンテーションの途中で間違った回答をしたため、グーグル(アルファベット)の株価が大きく下げた」と解説しています。
これが悪材料となり、ChatGPTに対する過度の期待が後退したことで、中国のChatGPT関連も売られたとみられます。
先週後半から下げが厳しかった美団(03690)ですが、9日は0.26%高とようやく下げ止まっています。
ティックトックは3月1日から、北京、上海、成都で集団購買配送に進出すると発表したことが悪材料視されて下げていたのですが、ティックトックは自前で配送システムを構築するのではなく、他社との提携で配送を行う見通しです。
「後発の競合先としては、それほど恐れることはない」といった見方が強まり、株価水準の面で値ごろ感も出てきたことから、一旦下げ止まっています。
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