5日のハンセン指数は1.27%高、4連騰!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
5日(木)のハンセン指数は大きく高寄りした後は、利益確定売りに押される展開となりました。
終値は1.27%高の2万1056ポイントで引けました。
5日(木)の中国企業指数は1.52%高で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
昨年最後のブログにおいて、「来年に入れば、集団免疫獲得に関する情報が出始めるだろうから、そろそろ日柄調整も最終局面に差し掛かっているのではなかろうか」と書きましたが、香港ハンセン指数はまさにそんな感じのチャートになってきました。
200日移動平均線を明確に超えてきたこと、上値抵抗線とみられた2万ポイント近辺を上抜けしてきたことなどから、強気相場入りが意識されます。
もしこの先、上値が重くなるようなことがあれば、最後のチェックポイントとして、75日線と200日線のゴールデンクロスが意識されるかもしれません。
この1年強の時間軸で主要4指数を比べたチャートをみると、直近では上海総合指数、香港ハンセン指数が上げ、TOPIX、NYダウが下げることで、4指数がほぼ同じ水準に近づいています。
中国株に対する欧米投資家の見方が急速に持ち直しているわけですが、それを象徴しているのが、昨日のNASDAQ市場におけるゴールデンドラゴンチャイナ指数の動きです。
終値は8.57%上昇しており、昨年8月25日以来の高値を付けています。
ゼロコロナから集団免疫獲得へと政策が180度変わったことが好感されています。
ヨーロッパ各国と同様に中国も、新型コロナについてインフルエンザに近い扱いに変更したことで、ヨーロッパ各国と同様、新型コロナの流行は収まるだろう、これまで打ち出してきた景気対策の効果が一度に効いて景気は予想以上に早く回復するだろうといった見方が強まっています。
唯一心配なのは、オミクロン株の分化が進んでいることです。
免疫をすり抜ける能力が強いXBB.1.5型が米国などで流行する兆しが見られ、それが中国に流入するリスクがあります。
既に上海においてXBB.1.5型が検出されており、そのことが原因で、感染による下痢を止める脱石散風波と言われる薬などが品切れ状態となる事件が起きています。
専門家によれば、XBB.1.5型の毒性はXBB、BQ.1、BQ.1.1などの従来型と変わらないそうで、また、(XBB.1.5型にかかり抵抗力が弱ったところで細菌感染による肺炎を引き起こすような)二次感染はしないそうです。
ただ、従来型と交じり合って新たな変異を起こした場合、二次感染しないとは言い切れないようです。
また、従来型と交わることで、免疫をすり抜けるようなタイプが生まれてくれば、せっかく大都市では流行のピークアウトの兆しが出てきたにもかかわらず、もう一度、大量感染による集団免疫の作り直しということになりかねません。
そうなれば、景気回復が遅れてしまいます。
今後は、米国内のXBB.1.5型の感染状況、中国への流入、拡散の状況などに注意が必要です。
少し悲観的なことを書きましたが、時間の経過とともに新型コロナの感染力は高まっていますが、毒性は薄れています。
ウイルス感染の典型的な進化過程をたどっているとする専門家もおり、過度に心配することはないのかもしれません。
セクター別では、広い意味での消費関連が大きく買われています。
人材紹介サービスを行う同道猟聘(06100)が29.7%高、火鍋チェーンを展開する海底撈国際(06862)から分離上場した火鍋の海外事業部門を統括する特海国際(09658)が25.4%高、ネットイース(09999)傘下の音楽配信会社のクラウドミュージック(09899)が16.3%高、テーマパークを運営する海昌海洋公園(02255)が8.3%高となりました。
レジャー施設、旅行、レストランなどを中心に消費関連はこの2か月以上の間、物色対象となり続けていますが、循環物色、物色の深堀が進んでいる感じです。
市場全体に資金が戻ってきているので、急落していたスマホ関連も買われています。
資金が回っているのでこの先、業績の悪い低位株にもチャンスがありそうです。
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