3日の上海総合指数は0.88%高、開門紅!!
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中国株投資家の皆さん、あけましておめでとうございます。
本土、香港とも3日が大発会となりました。
3日(月)の上海総合指数は安寄り後、一旦売りに押される場面もあったのですが、売り一巡後は売買が膨らみ上昇、終値は先週末比0.88%高の3116.51ポイントで引けました。
セクター別では、PC関連、通信サービス、通信機器、国防軍事、貴金属、半導体、バイオ医薬などが買われました。
一方、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、空港・空運などが売られました。
3日(月)の創業板指数は0.41%高となりました。
3日(月)の上海50指数は0.23%高となりました。
12月31日に発表された12月の中国製造業PMIは47.0に留まりました。
11月と比べ1.0ポイントも下落、新規受注、生産、サプライヤー配送時間の落ち込みが目立ちました。
ゼロコロナ政策を実質上放棄した以上、感染拡大は避けられません。
当局はむしろ、感染を急拡大させることで、できるだけ早く集団免疫を獲得しようと考えているのではないかとみています。
町から人の気配が消え、消費を中心に需要は大きく落ち込みました。
生産面では、従業員確保の面でも、物流の面でも、大きく影響を受けています。
ただ、多くの投資家にとって、12月の景気が悪くなるのは織り込み済みで、彼らが注目するのは今後の回復がどの程度になるのかといった点です。
寄付きが弱かったのは、この統計に対するサプライズというよりも、海外市場が弱かったことによる影響の方が大きいのではないかとみています。
肝心の景気回復見通しについてですが、投資家が最も注目したのは、元旦前後の人、モノの動きです。
中国証券報によれば、ある旅行サイトの調べとして、2023年元旦休日期間(12/31~1/2)における省を跨いだ旅行者は全体の6割近くとなり、4割に満たなかった2022年と比べ、長距離旅行が増えていると伝えています。
また、洛陽、シーサンパンナ、哈爾浜などのホテルの予約量は昨年の同時期と比べ10倍を超えたそうです。
国家郵政局によれば、元旦休日期間の全国郵政宅急便の量は21億3000万件で、前年の同じ時期と比べ11.5%増加しています。
確かに、人、モノの流れは戻ってきてはいるものの、まだ、予想の範囲内です。
ですから、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、空港・空運など、昨年末の段階で材料視され、大きく買われたセクターには利益確定売りが出たのでしょう。
ただ、順調に回復しているといった見方を変えるほどではないので、多くの投資家は下げたところで、個別に政策期待のあるセクターに買いを入れたのでしょう。
もう少し別の視点からみると、これは10月以降の傾向なのですが、年金、保険会社の運用、それに金融機関などの発行する公募基金に関する記事が目立って増えているという点です。
全体の姿を正確に表す統計が見当たらないので、定量的な表現にとどめざるをえないのですが、資本市場の安定的な発展を目指すための長期投資家作りが今後、市場構造を変えていくのではないか、下げにくい相場に替わっていくのではないかとみています。
1月は、基金にとって買いに入りやすい時期であるということです。
幸先の良いスタートを切った本土市場ですが、外部環境も、国内景気環境もむしろ最悪に近い状態からのスタートです。
市場に対して支配的な規模の投資家は、いつも数か月先を予想して行動しています。
後ろが悪ければ前は良いことも多いのが世の習わしです。
今年はリスクよりも、チャンスが大きいとみるべきでしょう。
今年もよろしくお願いいたします。
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