20日のハンセン指数は1.40%安、再び11年ぶりの安値更新!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
20日(木)のハンセン指数は安寄り後、一旦売り込まれる場面もあったのですが、安値ではまとまった買いが入り、下げ止まりました。
ただ、一方的な自律反発とはならず、終日売り買い交錯となりました。
終値は1.40%安の1万6280.22ポイントで引けました。
20日(木)の中国企業指数は1.53%安で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
香港ハンセン指数は13日に終値ベースで11年来の最安値を更新した後、一旦戻り歩調となったのですが、19日、20日と2日間下落、再び最安値を更新してしまいました。
この2日間、何か特別な売り材料があったというわけではありません。
需給要因として、欧米における長期金利の上昇が挙げられます。
機関投資家がリスク回避姿勢を強めたこと、特に高金利に弱い新興国市場から資金回収を早めたことが、香港市場にも強い逆風となりました。
ファンダメンタルズを重視する彼らですが、足元の中国景気について、大きな懸念を抱いています。
ですから、17日現地時間午後4時の時点で、突如、統計の発表が中止になってしまったことは、彼らの投資家マインドを冷やしてしまったのではないかと思われます。
投機筋にとってはこれは恰好の売り材料となり、だから、この2日間売り込まれたようなところがあるのではないかと思います。
統計発表延期の要因について、17日午前中に行われた国家発展改革委員会の趙副主任の記者会見が関係あるかもしれないと17日のブログで書きました。
趙副主任がちょっと良く言い過ぎてしまったことで、発表をずらしたかもしれないと書きました。
ただ、その後よく考えてみると、当局の副主任が一存であのようなポジティブな内容の発言をするはずはなく、ましてや間違った内容を話すことなどありえません。
やはり、今年の成長率目標5.5%達成がほぼ不可能なことがはっきりするような結果なので、政治的に微妙な時期だけに、発表を引き延ばしにしたのではないかと考えた方が正解に近いように思います。
だとすれば、一中全会が開かれ、幹部人事が明らかとなる23日以降、具体的には24日当たりが可能性としては高いのかなと思います。
趙副主任が良い内容だと言っているので、7-9月期の実質経済成長率が市場予想である3.8%前後はキープできたのかもしれません。
重要なのは10-12月期の成長率です。
何とか年間目標であった5.5%程度の成長率に戻しておかなければ当局は未達の言い訳が苦しくなります。
「新型コロナ禍の影響が小さくなった10-12月期は年間目標である5.5%は超えました」と言いたいところでしょう。
香港ハンセン指数は10-12月期の景気回復を織り込みはじめるだろう来週中には、底打ち反転するのではないかと予想しています。
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