グローバル市場、金融株の動向に注目!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
本土市場は10月3日から7日までの5営業日間、国慶節のため休場となります。
先週の本土市場は、景気刺激策が期待されたほどではないことや、外部環境の悪化が嫌気されました。
見通しが不透明な時期に5営業日も取引が行われません。
買い手不在の中、リスク回避の売りも出て、厳しい相場となりました。
気になる足元の景気ですが、9月の製造業PMIは前月と比べ0.7ポイント高い50.1で、3か月ぶりに景気の拡大縮小の分かれ目となる50を超えてきました。
食品、白酒、医薬、非鉄金属、機械などのセクターで、生産が力強く回復しています。
生産経営活動予想指数は前月よりも1.1ポイント高い53.4となるなど、経営者のマインドは大きく改善しています。
一方、非製造業PMIは前月よりも2.0ポイント低い50.6に留まりました。
10月に開催される七中全会(10月9日)、第20回党大会(10月16日)を間近に控え、ここで新型コロナ禍を再流行させるわけにはいきません。
景気回復よりも、コロナ封じ込めを優先させた結果ともいえるでしょう。
気になる新型コロナ患者数ですが、2日における発病ベースの本土新規感染者数は189人、無症状ベースでは466人でした。
9月25日と比べ、発病ベースでは46人、無症状ベースでは131人減少しています。
減ってはいますが、全体の検査数に差があるために、正確な流行の状況は把握できません。
少なくとも、封じ込めにはまだ、程遠い状況です。
とはいえ、本土の投資環境については、大きな変化はありません。
心配なのは、急変しておりしかも見通しの不透明な外部環境の方です。
英国のトラス新首相が就任早々、政策ミスを犯しています。
9月23日に減税などの経済対策を発表したことで、英国債が急落、28日には無制限で債券を買い支えざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。
QTどころかQE再開です。
この先、景気が悪化した場合、安易な財政政策を実施しようとすれば、金融市場が持たないことが露呈したのです。
改めて、欧米のおかれた経済環境の厳しさが再認識されました。
クレディスイスの株価が急落しており、弱気筋はリーマンショックの再来を意識し始めました。
デフォルトした際の保険料に相当するクレジット・デフォルト・スワップ・スプレッドが9月30日、急上昇しています。
それに対して、幹部が投資家に対して電話で説明したとマスコミは伝えています。
本土メディアもこの件を詳しく伝えており、市場関係者たちの関心の高さがうかがえます。
日本の金融株も売られていますが、中国(特に香港上場金融株)も下落トレンドを形成しています。
グローバルで同じことがいえると思いますが、リターンリバーサルを狙うにしても、銀行株の下落が続いている間は、辛抱したいところです。
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