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19日の上海総合指数は0.35%安、薄商いの中、下げ止まる!!

2022/09/19

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

19日(月)の上海総合指数は安寄り後、薄商いの中、売り買い交錯となりました。

終値は0.35%安の3115.60ポイントで引けました。

セクター別では、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行、自動車、白酒などが買われました。

一方、PC、アパレル、国防軍事、半導体・部品、不動産サービスなどが売られました。

19日(月)の創業板指数は0.72%安となりました。

19日(月)の上海50指数は0.06%高となりました。

19日の売買代金は両市場合わせて6653億元しかありませんでした。

これは年初来最低額です。

大きく下げた先週末も、売買代金は7994億元しかありませんでした。

何か大きな悪材料があったというよりは、テクニカルに上値が重そうであったとか、直前に欧米市場が大きく下げていたとか、国慶節休場が近づいているので様子見姿勢を強めたとか、投資家心理の悪化による下落だとみています。

18日における発病ベースの本土新規感染者数は92人、無症状ベースでは715人でした。

11日と比べ、発病ベースでは▲72人減少、無症状ベースでは▲70人減少となりました。

感染者数の減少が、ホテル・レストラン、レジャー施設・旅行などの買いにつながり、国慶節休暇の消費に期待が膨らんだことで白酒などにも資金が流入しました。

国家発展改革委員会は19日、記者会見の中で、”今後、新エネルギー自動車産業発展計画を真剣に実施し、新エネルギー自動車産業の高品質の発展を引き続き促進する”と発言しました。

具体的には、

1.新エネルギー自動車政策の体系を整える

2.全国一律で計画するといった方針を堅持しつつも、区域の特性を考え、秩序立てて、合理的で効率的な産業育成を図る

3.自国の産業基盤に基づき、イノベーション力を強化し、中核技術の獲得を進め、インダストリアルチェーンの核心的な競争力を持続的に高める

4.開放的な姿勢で国際的な提携を進める

などといった方針を示しています。

これを好感し、自動車セクターが買われています。

重要会議を前に大きく下落すれば当局による相場安定化措置が打たれると予想されます。

創業板指数の下落が止まり、底打ち反転が確認できるまでは、様子見です。

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プロフィール

たしろ・なおき
田代尚機

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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