本土市場、不動産セクターに好材料!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
12日(月)の本土、香港市場は中秋節のため休場でした。
両市場ともに13日(火)から、取引が再開されます。
以下、9日(金)までの本土主要3指数の動きを示しておきます。
今回は3連休ですが10月に入ると、早々に7日間の国慶節休場(1~7日)が始まります。
10月8日(土)、9日(日)は、休日扱いとはならず、政府系機関の職員は働くことになるのでしょうが、例えば、休日に相場が立つことはなく、民間企業の中にはそのまま連休としてしまう人も多いようです。
春節とともに年2回ある大型休暇を前に、新型コロナの動向が改めて気になるところです。
11日における発病ベースの本土新規感染者数は164人、無症状ベースでは785人でした。
4日と比べ、発病ベースでは▲139人減少、無症状ベースでは▲464人減少となりました。
一週間前のデータと比較しているので、曜日による検査能力の違いなどの影響は排除できているかもしれませんが、今回は3連休中の日曜日です。
感染者数は大きく減ってはいますが、状況は改善していると判断するには、今週のデータを確認しておきたいところです。
発病ベースの地域別データみると、広東が▲46人減少し17人となっています。
輸出産業への影響が懸念されたのですが、とりあえず、そこは心配する必要はなさそうです。
新型コロナ禍が鎮静化に向かえば、単に旅行関連にプラスだということ以上に、自動車、家電、不動産などに対する消費拡大政策、インフラ投資拡大政策の効果が大きく改善され、さらに新たに政策を出し易くなるはずです。
この1か月、不動産セクターの上昇が目立ちます。
同花順の不動産セクター指数をみると、安値は8月4日場中で記録した1675ポイントです。
その後8月下旬に少し押し目を付けていますが8月29日以降、再び大きく上昇しており、9日の終値は1935ポイントで引けています。
1か月強の間の上昇率は15.5%に達しています。
ちなみに、同じ期間の上海総合指数の上昇率は3.4%に留まっています。
不動産市場を活性化させるための金融面からの優遇政策や、爛尾楼問題解決のための不動産業界への支援策など、多方面から政策が打ち出されています。
直近では、湖南省リュウ陽市が9日、不動産購入者に対する契約税の免除、補助金支給などを含む不動産購入刺激策を打ち出しています。
今後、各地で同様の刺激策が発動される可能性があります。
不動産消費は規模に加え波及効果も大きいので、景気刺激策の対象としては非常に有効です。
週明け以降、本土市場は地合いが好転しそうです。
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