11日の上海総合指数は1.27%安、利益確定売りに押される!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
11日(月)の上海総合指数は安寄り後、売りに押される展開となりました。
ただ、大引け前には少し戻しており、終値は1.27%安の3313.58ポイントで引けています。
セクター別では、医薬・バイオ関連、白物家電、電力などが買われました。
一方、自動車、石炭、教育、通信サービス、半導体・部品などが売られました。
11日(月)の創業板指数は1.78%安となりました。
11日(月)の上海50指数は1.70%安となりました。
まず、新型コロナ感染者数に関するデータですが、10日における発病ベースの本土新規感染者数は46人、無症状ベースでは306人でした。
3日と比べると、発病ベースでは5人増えていますが、無症状ベースでは33人減っています。
心配された安徽省の状況ですが、発病ベースでは9人、無症状ベースでは30人となり、1週間前と比べると、落ち着いてきました。
新たに広東省での感染拡大が目立ち始めるなど、まだ予断を許さない状況ではありますが、それでも、せいぜい小康状態ではないかと思います。
11日に上昇したセクターの中に医薬バイオ関連が上がってきていますが、新型コロナ治療薬絡みが買われています。
一方で、空港・空運あたりは確かに弱かったのですが、レジャー施設・旅行、ホテル・レストランといったところは、下げが目立つわけではありません。
新型コロナ禍の市場全体への影響は限定的であったと思います。
上海市場も、深セン市場も、売買代金は落ち着いてきました。
上海総合指数はテクニカルに押し目が入り、下げているといったところでしょう。
ただ、気になる材料が一つありました。
国家市場監督管理総局は10日、独占禁止法に基づき、アリババ、テンセント、上海幻電などに対して合計28件の違法行為を指摘し、処罰を決定しました。
関連銘柄とか、政策の悪材料に対する感度が高いといった市場特性などからみれば、どちらかと言えば香港市場への影響の方が大きかったとは思いますが、本土市場に対しても、ある程度悪材料として作用したとみています。
当局は株価が上昇し始めると、市場への監督管理を強める傾向があり、監督管理の強化は、関連する銘柄が多くなかったとしても、どうしても相場の上値を抑えてしまいます。
15日には4-6月期の経済成長率、6月の経済統計が発表されます。
前後して、”定調”と呼ばれる下期の経済方針を決める非公開会議が開かれます。
こうしたイベントを控えていることもあり、一旦利益確定売りを出して様子を見ようとする投資家が一定数いるだろうことも、相場を重たくしている要因の一つだと思います。
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