30日のハンセン指数は0.62%安、休場前の利益確定売りに押される!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
30日(木)のハンセン指数は安寄り後、前場は高値圏でのもみ合いが続いたのですが、後場に入るとやや売りに押される展開となりました。
終値は0.62%安の2万1859.79ポイントで引けました。
30日(木)の中国企業指数は0.36%安で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
上海総合指数は依然としてしっかりとした上昇トレンドを形成しています。
ハンセン指数は30日、翌日に休場(香港返還記念日)を控え、後場から少し売りに押されはしましたが、上昇トレンドの中の小さな押し目といったところでしょう。
相場をけん引する最大の材料は当局による景気刺激策であり、景気の急回復見込みです。
足元の景気動向が気になるところです。
現地時間9時30分に発表された官製製造業PMIは50.2となりました。
市場予想は50.5なので下振れしてはいますが、前月と比べ0.6ポイント改善しており、今年2月以来の50超えとなりました。
生産、新規受注が大きく改善しています。
セクターでは自動車、機械、電子製品・部品などが大きく改善しています。
物流面での改善が著しく、サプライヤー配送時間指数は前月よりも7.2ポイント高い51.3となりました。
この指数は配送時間が短くなるといった構造的な要因もあり、なかなか50を超えません。
今回は21年2月以来(50.0)の50超えとなりました。
ゼロコロナ対策による影響が急速に薄れていることが見て取れます。
受注残指数が前月と比べて0.7ポイント低下し48.6となりました。
工場出荷価格指数は3.2ポイント低下し46.3となりました。
新規受注は急回復してはいますがまだ道半ば、出荷価格が下がっているようではまだ需要は弱いといえそうです。
このあたりの指数がどう回復してくるのか、7月の指標をみる上での一つのポイントとなりそうです。
非製造業については前月と比べ6.9ポイント改善し、54.7となりました。
この指数でも、新型コロナ禍の収束、消費対策の効果がみてとれます。
建設業商務活動指数は前月と比べ4.4ポイント改善、56.6となりました。
インフラ投資、不動産投資絡みの政策も効果が出ています。
個別銘柄では新東方在線科技(01797)が9.7%上昇しました。
上昇の理由は、6月16日のブログで紹介した通りです。
その後もライブコマース”東方甄選”のフォロワーは増え続けていて、ついに2000万人の大台に乗ったそうです。
1000万人の大台に乗せてから13日足らずで2000万人突破です。
ちなみに100万人突破は6月9日なので、今回のバズりが如何にすごいのか、よくわかります。
株価の方は6月16日に一旦ピークアウトして調整中だったのですが、30日の急騰で、これから二段上げが期待できるかもしれません。
下げた方ではセンスタイム(00020)が46.77%下落しました。
未上場段階からの株主や戦略的投資家などが保有する、売買禁止制限のかかっていた233億株(発行済み株式総数の70%)について30日、制限がとれました。
結局、この日の出来高は19億株でした。
29日の2648万株と比べて約72倍に膨らんでしまったのではどうにもなりません。
経営陣は自主的にロックアップ期間を延長していたので、売ったのはベンチャーキャピタルなのでしょう。
ちなみに、ソフトバンク、春華キャピタル、Silver Lakeキャピタル(米国)、IDGキャピタル、国家予算調節基金、上海国際集団などの所有する株がその対象です。
同社がロシアの軍事企業に協力したということで米国商務省は同社株の売買を禁止する措置を採っていました。
そのために売らざるを得なかった投資家がいたのでしょうが、それにしても酷い下げです。
ただ、ここから中国系の買いが入る可能性はあると思います。
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