27日の上海総合指数は0.88%高、3日続伸!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
27日(月)の上海総合指数は高寄り後、売り買い交錯となりました。
終値は0.88%高の3379.19ポイントで引けています。
セクター別では、石炭、貴金属、自動車、ホテル・レストラン、空港・空運、レジャー施設・旅行などが買われました。
一方、保険、証券、不動産サービスなどが売られました。
27日(月)の創業板指数は0.22%高となりました。
27日(月)の上海50指数は1.32%高となりました。
上海総合指数は先週、軽い押し目となりましたが、足元では3日続伸です。
創業板指数は押し目らしい押し目もなく、上昇トレンドが続いています。
上海50指数を含め、いずれも間もなく200日移動平均線に到達しそうです。
売買代金をみると、上海、深セン両市場合計で1兆2277億元です。
3日連続で1兆元を超すなど、大相場が続いています。
悪材料がないわけではありません。
ディスクロージャー違反の取り締まりが強化されており、証券セクターが軟調でした。
個別銘柄に対して、いわば”爆弾”が落ちてくるようなものですし、主幹事証券会社の責任が問われるので、もちろん、悪材料ではあります。
一方で、大相場では決まって証券会社、金融機関の無理な営業、違法行為が相場を加速させてきたといったこれまでの歴史があります。
当局は学習効果を働かせておりここ数年は、相場がよくなり始めると、金融機関への取り締まりが厳しくなり、その結果、幸か不幸か、2015年上半期以来、バブル相場の発生が未然に防がれています。
総合的な相場安定化策もあって、上海総合指数は2020年後半から2021年にかけて安定した相場となりました。
ロシアのウクライナ侵攻、ゼロコロナ政策の強化などの影響で年初から4月にかけて急落したのですが、足元ではその後の戻り相場といった局面にあり、全面的な景気刺激策の発動でバブルが発生しかねない状況です。
そうした中で、バブルの芽をつぶそうとする当局の動きはむしろ、長期的な相場安定にはポジティブです。
個別の好材料をいくつか挙げておきます。
五月雨式に発せられる政策による効果から相変わらず、自動車関連が上昇しています。
この日のマスコミ報道では、北京市が更新需要を高めるための方案を発表しています。
廃車、あるいは6年利用後の買い替えに対して、1台あたり1万元の補助金を出すそうです。
また、ホテル・レストラン、空港・空運、レジャー施設・旅行といった新型コロナ禍で経営の悪化したセクターが買われています。
26日における発病ベースの本土新規感染者数は5人、無症状ベースでは18人となりました。
19日と比べると、無症状ベースでは8人増えていますが、発病ベースでは9人減少しています。
発病ベースの海外からの流入者は34人もいます。
海外からこのレベルの数の感染者が常時、流れ込んでいるので、現状の本土感染者数はほぼ下限に近いとみてよいでしょう。
感染者の出ていない地方では、既に地域を跨ぐ団体旅行が復活し始めています。
一部の地方政府は旅行消費券や名所旧跡での入場チケットの割引などを始めています。
各地方では、これから夏の旅行シーズンに向けて大規模な刺激策が出てくると予想され、関連銘柄はこのところ、戻り歩調を強めています。
冒頭でも触れましたが各指数ともに200日移動平均線がすぐそこに迫っています。
テクニカルには一旦、跳ね返される局面もあるかもしれませんが、政策が出続けるといった現状を考えれば、押し目があれば買いのチャンスです。
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