23日のハンセン指数は1.26%高、売り買い交錯!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
23日(木)のハンセン指数は高寄り後、終日売り買い交錯となりました。
終値は1.26%高の2万1273.87ポイントで引けました。
23日(木)の中国企業指数は1.75%高で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
4指数の比較チャートをみると、5月末から6月初めあたりはハンセン指数とNYダウはほぼ同じ水準で推移していたのですがその後、明暗が大きく分かれました。
上海総合指数は政策期待で上昇トレンドを維持、ハンセン指数もこの影響を強く受けています。
一方、インフレのピークアウトが見通せない米国では、FRBが利上げを加速、景気のオーバーキルが懸念される中、NYダウは急落しています。
香港市場の主要投資家である欧米系機関投資家のリスク許容度が低下することでハンセン指数にも下げ圧力がかかってはいますが、それを中国要因が打ち消しているといった格好です。
表現を変えれば、需給はネガティブだが、ファンダメンタルズがポジティブといった感じです。
本土では相変わらず政策情報が次から次へと出ています。
22日には国務院常務会議が開催されました。
テーマは以下の3点でした。
・水害防止救済活動をしっかりとやり、人民群衆の生命や財産の安全を切実に保証する
・更に一歩進んで穀物生産の豊作を確保するための措置を採る
・自動車消費を支持する政策の拡張を確かなものとする
・自然科学に関してファンド資金による支援システムを改善する
いずれも重要な政策ではありますが、株式市場ではやはり3つ目の自動車産業に対する政策に注目が集まりました。
“消費は経済をけん引するエンジンとして重要だ”といった認識から、消費促進策を経済回復の重点ポイントにすると強調しています。
自動車産業は規模が大きい上にすそ野も広く、消費を拡大させるにはうってつけだということです。
ポイントは以下の3点です。
・中古車市場を活性化させ、自動車の更新需要を刺激する
・新エネルギー自動車の消費を支持する
・自動車の並行輸入政策を改善し、秩序立てて自動車ローン、リースを発展させ、駐車場建設を支持する
これらの中では、新エネルギー自動車関連の政策に注目が集まりました。
新エネルギー自動車の購入税免除について期限は今年年末までなのですが、それを延長することが検討されています。
これを受けて、小鵬汽車(09868)が9.77%高、理想汽車(02015)が9.44%高、五菱汽車(00305)が7.94%高となりました。
そのほか、習近平国家主席が22日、BRICSによる工商フォーラムの開幕式で行ったスピーチ(表題:時代の潮流を把握し、光り輝く明るい未来を作り出す)とか、同じく22日午後に行われた共産党中央委員会による中央全面深化改革委員会第26回会議の内容なども、マスコミで取り上げられています。
具体的なセクター、銘柄につながりにくい内容ですが、景気回復に向けた力強い動きが続きそうだといった見通しが広がったことで全体相場にはポジティブであったと思います。
米国はインフレ抑制を重視せざるを得ない状況なので、これ以上の対中強硬策は取りにくいだろうとみています。
一方、インフレのピークアウトが見通せない限り、NYダウには下押し圧力がかかり続けるのではないかとみています。
香港市場も強弱材料が入り乱れて少し不安定な相場が続きそうではありますが、中国経済について下期急回復見通しは揺るがないとみているので、ここからの下げは買い場だと考えています。
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