2日のハンセン指数は1.00%安、3連休を控え小動き!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
2日(木)のハンセン指数は安寄り後、売りに押される場面もあったのですが、下値は堅く、後場からは少し戻しています。
終値は1.00%安の2万1082.13ポイントで引けました。
2日(木)の中国企業指数は1.06%安で引けました。
参考として、2022年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
大きく窓を開けて寄り付いていますが、これは前日の米国市場が弱かったからであり、後場から少し持ち直したのは本土市場が強含みであったからでしょう。
ただ、3日は端午節のため本土、香港ともに休場となり、端午節の後は、土曜、日曜と続くこともあって、小動きとなりました。
米国経済は予想以上に良いようです。
2日に発表された5月のISM製造業景況指数は56.1で前月と比べ0.7ポイント、市場予想と比べ1.6ポイント高く出ています。
今の相場は景気が予想以上に良いことが必ずしも好感されるわけではありません。
かえって、インフレへの警戒感が高まってしまいます。
6月1日からついにQT(量的引き締め)が始まりました。
JPモルガンのCEOがこのQT絡みで、投資家向けに厳しい見通しを発表していますが、米国市場では改めてQTによる影響が意識されたようです。
現時点でFRBのバランスシート(資産、負債・負債)は8兆9100億ドルまで膨らんでいます。
新型コロナのパンデミックが発生する直前の2020年1月末時点では4兆ドル程度でしたので、2倍超まで膨れ上がっています。
6~8月は毎月、米国債を300億ドル、不動産担保債券を175億ドル、合計475億ドルの保有債券を圧縮させることになります。
その後、9月に入ると、それぞれその倍の額が圧縮されることになります。
FRBが債券を抱え込むことによって市場に供給してきた資金が期日到来により、吸収されるのですが、その吸収した資金を外に出さないのですから、結局金融市場全体から資金が吸収されることになります。
当然、株式市場への影響も無視できません。
これに加えてインフレ対策による金融引き締めが加わるのですから、足元での下げ基調を甘く見ない方がよさそうです。
欧米投資家の運用環境の悪化は香港市場にとって悪材料ですが、本土要因の好材料がそれを打ち消して余りあるかどうかが香港相場の見通しのポイントです。
上海総合指数のじり高が続いていますが、しっかりとした上昇トレンドが出ることで、ハンセン指数もこれに寄せた動きになると予想します。
毎週月曜日のブログで書いているように、本土は新型コロナの収束と、悪化した景気を立て直すための景気対策が相場をけん引しています。
6月1日時点の発病ベースの本土新規感染者数は18人まで減ってきました。
内訳は北京が11人、上海が5人、河南が1人、四川が1人です。
無症状の新規感染者数もわずか43人です。
5月29日時点では、それぞれ20人、102人ですから、完全収束が視野に入ってきたといってよいでしょう。
端午節休場明けの6日には、新たな景気対策が打ち出される可能性が高いと予想します。
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