23日の上海総合指数は0.01%高、政策が下支え!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
23日(月)の上海総合指数はわずかに高寄り後、前場は利益確定売りに押される展開となりましたが、後場からは戻しており、終値は0.01%高の3146.86ポイントで引けています。
自動車、鉄鋼、貿易、教育、医療機器、バイオなどが買われました。
一方、ホテル・レストラン、空港・空運などが売られました。
23日(月)の創業板指数は0.30%安となりました。
23日(月)の上海50指数は0.90%安となりました。
先週は不動産セクターに対して金融面から好材料が出ました。
上海総合指数は前場こそ利益確定売りに押されたものの、政策期待は根強く、後場には戻しています。
セクター別では自動車関連が大きく買われています。
3月にロックダウンが実施された長春市ですが、現在は完全に正常化しています。
5月21日、厳しいゼロコロナ政策で落ち込んだ経済を立て直すために、自動車消費活性化のための補助金政策が発動されました。
長春市内で自動車を購入する消費者に対して支給されるのですが、総額5000万元の予算を確保しています。
期間は9月21日までの4か月間です。
陝西省では5月18日、「さらに一歩進んで消費活力を促進させ消費を伸ばすための3年行動計画」を発表しました。
新車購入あるいは、買い替え需要を喚起するための政策を打ち出しています。
山東省青島市では5月21日から10月31日までの期間、2億6700万元の資金を投入、300万枚超の消費券を発行します。
自動車に限らず、家電、百貨、飲食などにも使えるそうです。
申し合わせたように各地で政策が発動しており、アフターコロナ政策が始まりつつあります。
とはいえ、コロナの現状が気になるところです。
5月22日における発病ベースの本土新規感染者数は174人、症状の出ていない感染者数は628人となりました。
5月15日と比べると、発病ベースでは+34人増えていますが、無症状ベースでは▲391人減っています。
上海市は落ち着いてきました。
発病は55人で1週間前と比べると▲15人減っています。
無症状は503人で▲366人減っています。
収束に向かっているとみてよいでしょう。
一方、北京市ではまだ拡大が続いています。
発病は83人、無症状は16人で、それぞれ+44人、+1人といった状況です。
こちらはまだ予断を許さないといった状況です。
地域差があるので、感染者がいる地域では厳しいゼロコロナ政策を打ち出し、他の地域に拡散しないよう細心の注意を払う一方、封じ込めに成功している地域では景気を回復させるための政策を開始しています。
現在、市場では新たにサル痘がリスクとして意識され始めました。
ワクチン、治療薬絡みのバイオ関連がいくつかストップ高となっています。
WHOは5月21日、12か国からサル痘ウイルスの症例が報告されていると発表しました。
今後、非流行国にも症例が拡大する見込みだとしています。
天然痘と酷似した症状で、致死率は数%~10%だそうです。
ネット上では米国の生物実験研究所から逃げ出したサルが感染原因だとする説が流れるなど、ネット民の関心は高いようです。
もちろん、確かな証拠などありません。
ただ、もし中国でも感染者が出るようなら、その対策から景気への悪影響は必至です。
こちらも感染の広がりに注意したいところです。
新型コロナを含め、懸念材料はありますが、とりあえず地方レベルで政策が出始めたので、上海総合指数は上昇トレンド形成への期待が高まっています。
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