新型コロナ収束で、政策ラッシュへ!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
5月2日(月)の本土市場は労働節休暇のため休場です。
取引再開日は5日となります。
以下、先週末までの3指数の日足を示しておきます。
景況感が大きく悪化しています。
4月30日に発表された官製製造業PMIは47.4で前月と比べ▲2.1ポイント悪化、ブルームバーグ調査によるエコノミスト予想中央値は47.3ですから、ほぼ彼らの予想通り大きく悪化しています。
要因ははっきりしています。
これまでお伝えしているように、感染者数こそ少ないですが、各地域に分散して新型コロナ感染者が発生したことが最大の要因です。
中央は地方に対して厳しいゼロコロナ対策を指示しているので、上海、長春に限らず、各地方で生産、流通、消費の面で影響が出ています。
特に落ち込みの激しいのはサプライヤー配送時間(37.2、前月と比べ▲9.3P)で、ゼロコロナ対策によって流通が激しく阻害されていることがわかります。
生産(44.4、▲5.1P)の落ち込みは予想通りですが、新規受注(42.6、▲6.2P)の大きな落ち込みが気になります。
製品在庫が3月に続き、2か月連続で上昇、2012年6月以来となる50越え(50.3、+1.4)となりました。
生産の回復には時間がかかりそうです。
ロシアのウクライナ侵攻による価格上昇についても、影響があります。
主要原材料購買価格は50を大幅に超える64.2(ただし、▲1.9P)、工場出荷価格は54.4(▲2.3P)です。
最も気になるのは新規輸出受注(41.6、▲5.6P)の落ち込みです。
国内の物流がこれだけ影響を受けているのですから、輸出への影響も必至だと思います。
非製造業PMIは41.9で前月と比べ▲9.7ポイントも悪化しています。
全体を通して言えば、尋常ではない悪化です。
明け後の市場への影響も懸念されるところです。
ただ、元凶ともいえる新型コロナの方は、落ち着いてきています。
5月1日の発病ベースの本土新規感染者数は846人まで減少しています。
この内、上海は727人に留まっています。
気になる北京ですが36人と27日と比べると12人減っています。
浙江は2人と大幅に減っています。
広東が23人出ているので、今後はこちらの動向にも注目する必要があります。
先週も書きましたが、北京は内陸にあり、5月は30度を超す陽気です。
南の方は日本人からすれば、もう夏が来たようなものです。
気候が味方するので、新型コロナの流行はすでに収束に向かっているのではないかと予想しています。
中央政治局会議が4月29日に開催され、当面の経済情勢と経済運営方針が検討されました。
IMFが4月に発表した経済予測では、中国の成長率について1月の予想(4.8%)を0.4ポイント引き下げ4.4%としています。
目標とする5.5%前後とは大きな隔たりがありますが、共産党が一度決めた目標を簡単に変えるようなことはできません。
ゼロコロナ政策を堅持したまま、経済を安定させる方針です。
重点業務として、国内需要の拡大、市場の安定、民生領域、不動産、リスク防止、改革開放といった6つのポイントについて、指摘がありました。
新型コロナの収束とともに、6つのポイントに則し、政策ラッシュとなりそうです。
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