28日の上海総合指数は0.07%高、下げ止まる!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
28日(月)の上海総合指数は安寄り後はすぐに持ち直し、前営業日比プラスとなったのですが上値は重く、その後は一進一退の値動きとなりました。
終値は0.07%高の3214.50ポイントで引けています。
不動産開発、石炭開発、メディア、レジャー施設、旅行などが買われました。
一方、EC取引関連、バイオ、飲料、電力、国防軍事などが売られました。
28日(月)の創業板指数は1.66%安となりました。
28日(月)の上海50指数は0.11%安となりました。
中国証券監督管理委員会は27日、VIEを使って海外に上場する企業、投資機関などを対象にテレビ会議を実施し、関係者たちから最近の状況について聞き取りを行いました。
当局筋は”米中双方の監督管理機関はお互いの関心について十分熟知しており、お互いが同じ方向を向き、問題の解決案を求め、できるだけ早く、効果的で持続可能性のある協力ができるよう努力している”と話しています。
本土市場とは直接関係のない話とはいえ、当局が海外上場企業にまで関心を持って支援している点は資本市場全体に対する好材料と言えるでしょう。
中国銀行保険監督管理委員会は25日の記者会見において、「今後、保険資金による長期投資の優位性を十分に発揮させ、保険会社がさらに多くの資金を株式ファンドなどの株式権益類資産に投資するよう指導する」と発言しました。
保険資金を投資運用会社が発行する理財商品に投じることを認めるなど、直接的な企業投資、委託投資、公募ファンドへの投資など多様な形式での資本市場への投資を支持するとしています。
長期投資家による株価下落時の買い支え効果が強化されます。
市場の安定性が高まるということです。
複数のマスコミ報道によれば、関係者の発言として「中国人民銀行は全人代で決定した政府工作報告の重点業務を実行に移すために、金融安定保障基金を設立する。9月末までに設立に必要な資金集めを完了させ、年内には実際の運用を開始する」と発表しています。
資本市場の形は、何もニューヨークやロンドンと同じである必要はありません。
社会主義市場経済国家には、その体制にあった形があるはずです。
資本市場はあくまで経済を発展させるため、特にイノベーションを促進させるための一つの仕組みに過ぎません。
中国がやろうとしていることは、国家が積極的に市場の安定に関与し、価格形成の大きな枠組みを示すということです。
プライマリー市場を中心に考えれば確かにこうしたやり方はより効率的だと思いますが、問題はセカンダリー市場でそれが根付くかどうかです。
ファンダメンタルズなど意に介さず、ひたすらテクニカル分析やら、市場のテーマだけで”飛び乗り飛び降り”を繰り返す投資家は少なくありません。
投資家構造の問題点として機関投資家の不足が指摘されて久しいのですが、未だにそうした問題が課題として残っています。
本来ならば、もっと欧米からの資金を導入したいところなのですが、市場をコントロールする力を必ず維持しておきたい中国共産党にとって、彼らに価格支配権を持たれてしまうのは、絶対に避けたいところです。
中国を取り巻く外部環境は厳しい中で、当局による下値支持力は今後高まると予想されるので、急落局面では積極的に買っていきたいところです。
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