21日の上海総合指数は横ばい、国際情勢の悪化が懸念材料!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
21日(月)の上海総合指数は安寄り後、売りに押される展開となりましたが、大引けにかけて戻し、終値は前営業日比わずかに安い3490.61ポイントで引けました。
セクター別では、教育、通信サービス、通信機器、PC、医薬などが買われました。
一方、貴金属、銀行などが軟調でした。
21日(月)の創業板指数は0.79%安となりました。
21日(月)の上海50指数は0.57%安となりました。
上海総合指数のチャートをみると、しっかりとした値動きのようでもありますが、売買代金は低調なままです。
創業板指数は戻りが弱く、上海50指数は底這い状態で、出来高は細ったままです。
国際情勢は複雑で、先が見通せなくなっています。
ウクライナ情勢だけでなく、台湾海峡を巡る米中の緊張も高まっています。
中国外交部の汪文斌報道官は21日、定例の記者会見を通じてロッキード・マーチン、レイセオンの2社に対して制裁を科すと発言しました。
アメリカは2月7日、台湾に対して総額1億ドルの武器を売却する計画だと宣言したことに対して、中国は正当で有力な措置を取り、自国の主権と安全利益を断固として守ると発言しています。
中国政府は反外国制裁法の関連規定に基づき、長期にわたりアメリカの台湾に対する武器を売る軍事工業企業であるこの2社に対して抵抗、阻止すると強調しています。
具体的に何をするのかわかりませんし、両社や、アメリカ経済にどのような影響があるのかもわかりません。
しかし、米中関係が悪化していることだけは確かです。
反撃というのは相手にそれとわからないようにやるのが最も効果的です。
米中経済関係は非常に密接に絡み合っています。
インフレが止まらず利上げを余儀なくされつつあるアメリカにとって、貿易面で嫌がらせをされると困ります。
20日に北京冬季オリンピックが閉幕しました。
次のイベントは、3月4日に開かれる政治協商会議、5日から始まる全人代です。
両会開催を前に政策期待が高まっています。
その効果があるからこそ、本土市場国際市場と比べ、強含みとなっています。
マクロ面では21日、2月の最優遇貸出金利は据え置きとなりました。
1年物は12月(5BP)、1月(10BP)と連続して引下げられており、5年物は1月(5BP)に引き下げられていました。
今回は見送りだろうと予想する市場関係者は多く、この発表に対する関心も低かったように思います。
ちなみに、1月は春節効果が大きいため、生産、固定資産投資、小売売上、貿易などの統計は発表されず、3月に入り、1、2月の合計が発表されます。
実体経済が分かりにくい分、政策が出にくいといった面もあります。
まだ、パラリンピックが残っています。
注目度はともかく、国際的な行事である以上、当局としては問題を起こすわけにはいきません。
パラリンピックの終了する3月13日ですが、そのあたりで両会も閉幕するはずです。
その時点で、厳しい新型コロナ対策が緩和されるようであれば、一気に景気回復期待が広がりそうです。
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