14日の上海総合指数は0.98%安、金融が売られる!!
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中国株投資家の皆さん、こんにちは。
14日(月)の上海総合指数は安寄り後、前場はまだ戻す動きも見られたのですが、商いは膨らみません。
後場からは売りに押されました。
大引け前に少し戻してはいますが、終値は0.98%安の3428.88ポイントで引けました。
セクター別では、レジャー施設・旅行、ホテル・レストラン、医療サービス、貴金属、教育、国防軍事などが買われました。
一方、証券、銀行、保険、不動産、鉄鋼、電力などが売られました。
14日(月)の創業板指数は0.52%安となりました。
14日(月)の上海50指数は1.24%安となりました。
14日に限れば大型株が大きく売られ、中小型株の下げは比較的小さいのですが、春節休暇明け以降、1週間の動きをみると、中小型株が大きく売られています。
ストックコネクトを通じた海外投資家の買いをみると、春節明け以降、流出は8日だけで、それ以外は14日を含め、資金流入となっています。
大型株のウエイトの大きな上海市場に限れば、春節明け以降、すべて資金流入となっています。
欧米市場でのインフレ、金利の上昇を嫌って、資金が流入しているとみられます。
本来ならば、金利の高い方に資金が流れるのですが、欧米投資家は今回の下落について、いつもの下落局面よりも悲観的になっており、中国への資金逃避を進める投資家がいるのでしょう。
もちろん、その規模は小さく、ですから本土市場もさえない動きとなっているのですが、今後最も悲観的な相場展開となった場合、本土市場をラストリゾートと考える投資家は多いのではないかと思います。
創業板指数の動き、出来高の推移をみればわかる通り、本土の個人投資家たちは積極的な売買を行っていません。
国際環境が緊迫化する中で、北京冬季オリンピックが開催されており、相場に大きな影響が出るような政策は出にくいとみられます。
ただ、全体相場は弱いとはいえ、はっきりとした物色対象もありました。
国家薬品監督管理局は2月11日、”薬品管理法”の関連規定を発表しました。
これによって、ファイザー社の新型コロナウイルス治療薬”パキロビッドパック”の輸入が条件付きではありますが、緊急承認されました。
新型コロナ禍で悪影響を受けるレジャー施設・旅行、ホテル・レストラン、医療サービスなどが大きく買われています。
一方、下げたところでは金融が目立ちます。
創業板指数の動きをみればわかる通り、個人投資家は弱気に傾いています。
証券会社ではファンドの募集が予定ほど集まりません。
相場絡みで証券会社を中心に金融全体が売られています。
ウクライナ情勢が緊迫した状況なのですが、欧米、香港市場はともかく、金融市場の国際化が進んでいない中国本土市場では、その悪影響は小さいとみています。
北京冬季オリンピックは20日に閉幕となります。
今週末にかけて、あく抜けするかどうか、創業板指数が底打ちするかどうかに注目です。
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