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円高傾向が続くドル円相場が，昨日も波乱の動きを見せた。

前日迄のドル安&円高の流れと、一部に世界第一の投資家と目され、我々の年金を運用するGPIF.(年金積立金管理運用独立行政法人と長ったらしい名称を持つ。)が、4月から運用ポートフォリオ(運用資産構成)の割り合いを、これ迄の、それぞれキッチリ25%ずつだった国内債券、海外債券、国内株式、海外株式への投資比率を変える，特に海外債券の割合を減らすのではないかとの噂が流れ、もしそうなれば彼等が取り敢えずレパトリの動き(海外債券を売って，同時にドル円を売る。)と言うオペレーションを行うであろうとの思惑でドル売り&円買いの動きに拍車が掛かり、ドル円相場は一時安値146.65を付けた。

その後、GPIF.はポートフォリオの変更は行わないと発表し、ドル円相場は急上昇して148.11の高値を付けたが、その後はニューヨーク株式市場の続落を見て再び下げ始め、147円台のLow.迄下げた後、今日の東京市場では148円台を回復している。

まあ，目まぐるしい相場展開が続くが、今暫くこの様な状況が続くのであろう。

今日はアメリカの2月消費者物価指数が発表され、市場は前年比で+2.9%と前月の+3.0%から鈍化を予想するが、もし予想通りであればFRB.による追加利下げ機運が高まり、ドルは下落基調を続けると思われるが、逆に3.1%を超える様であれば逆にドルが買い戻される事も有ろうが、上がった所は丁寧に売って行きたい。

昨日アップしたYouTube.で、”兎に角損切りが大事ですよ！”と何時もの意見を申し上げたが、この波乱の動きを見るに付け、矢張り損切りの重要性を痛感させられる。

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