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某大手都市銀行が、来年入行する新入行員の初任給を30万円にするらしい。

筆者が1970年に銀行員になった時の初任給は36,800円だったから，単純計算で約8倍だ。

45年で8倍か？

どうもピンと来ないなあ。

あの頃は銀行員の給料は世間一般のサラリーマンのそれよりも，ほんのちょっぴりだけ高かった様な気がしたが，定かではない。

ひと月の給料の4分の1位を払い込むローンを組んで車を買った記憶が有るが、自宅からの通勤だったから衣食住は只で、別に経済的な逼迫感は無かった。

まあ，その頃の月給36,800円はそこそこだったんだろう。

今では東京で食事をして、タクシーで帰ればこれ以上の金額が吹っ飛ぶから、現在では驚く様な額でもないのかな？

銀行員と言えば、お客様からの大切なお金を預かって運用して利息を付けてお返しするのが本職で、まあ大変な仕事であるとも言えなくはなく、多少の色を付けた給料を払う事は理解出来るが、その銀行員がお客様の貸金庫から巨額の現金，貴金属を盗む時代になったんだから驚きだ。

我々が銀行に入行した頃は連帯保証人と言って、万一本人が悪い事をしたら連帯保証人に責任が及ぶと理解していたが，今はどうなんだろう？

しかし、犯人の詳細が一向に明らかにならないのも，不思議だな。

まあ，良いや。

新入行員の諸君，頑張ってくれたまえ。

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