殺し文句。
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聞き飽きた方もいらっしゃろうが、筆者は現在胆道癌ステージ4.を患っていて,現在抗癌剤を投与されながら,療養中である。
幸いにも大変優秀な先生方に恵まれて、癌発見の引き金となった黄疸からは快癒し、顔色も良くなった。
(黄疸の頃は顔,頭、腕,そして身体中が黄色だった。)
先生方からはストレスが大敵と言われており、まあ好き放題をやらせて頂いている。
癌を発見される前に予定した旅行は,流石に検査入院とぶつかった広島行きはキャンセルせざるを得なかったが、出雲に二泊三日で出掛け、香港とマカオにには四泊五日で出掛けた。
副作用には悩まされながらも,思いっきり楽しんだ。
有り難い事に入退院は旅程に合わせて決めて頂いた。
その後は基本的には家に篭って良い子をしているのだが、副作用の影響がマチマチで、具合の良い時は食欲も有り,ニコニコとご機嫌なのだが、悪い時は吐き気,下痢、とてつも無い疲労感、そして貧血に襲われて死んだ様になっている。
応接室のソファーに寝転がり、相場を見たり、下らないテレビのニュース•ショーを見ているのだが、時々あれを食べたい,これを食べたいと言う欲求に襲われる。
フルーツは家に沢山買い置きが有るのだが、時々GODIVA.のエクレアとか、雪見大福とか、咄嗟に食べたい物が頭に浮かび、どうしてもそれを食べたくなる。
まあ,聞き分けのない餓鬼の様なものだ。
“エクレア,食べたい。”とカミさんに言うと、”いーま、買い物から帰ったばかりだよ、明日にして。”と素っ気ない。
“お前さぁ、俺が突然死んだら、あああの時,お父さんが食べたいと言ったエクレアを食べさせてあげれば良かった、と後悔するぞ。”と言うと,効果的面。
大概、思いは通る。
所謂、殺し文句と言うヤツだ。
なーに、売り場のイオンは家から歩いて5分も掛からない。
“もー、バチが当たるからね。”と嫌味を言うが、別に悪い事をしている訳ではないのだから、バチは当たらないさ。
“おーい、ペリエくれー!”
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