すんなりとは行かないなあ。
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先週,注目のFOMC.と日銀政策決定会合が終了した。
前者では市場予想通りに政策金利は据え置かれ、年内の利上げ回数が3回から1回に減らされてどちらかと言うと、タカ派的(金融緩和に消極的)と取られて、これはドルにとって好材料と言える。
後者でも市場予想通りに政策金利は据え置かれ、市場が期待した国債購入の減額(利上げ要因となる。)が見送られて、これは円にとって悪材料(ドルにとって好材料。)とも言えて、ドル円相場は上昇するかと思われたが、そうは簡単に行かなかった。
ドルがすんなりと上らなった大きな要因は5月の米国の消費者物価指数(CPI.)とPPI.(卸売り物価指数。)が前月比、前年比共に市場予想を下回ってインフレ期待が減少して利下げ期待が高まったのだが、その後のFOMC.での決定はそれは反映されなかった。
日銀政策決定会合後の記者会見で植田総裁は珍しく円安が我が国の物価に与える悪影響に触れて、ある意味円安牽制とも言える発言をしてドル高&円安とはならなかった。
それと160円を超える様であれば為替介入が出るであろう可能性を市場は恐れている。
暫くは153円~158円のレンジを想定して,高値で買わず,安値で売らない様に心掛けよう。
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