覆面介入。
週末のドル円レートを予想して10万円をゲット!
昨日ゴールデンウィークで東京市場が休場の中、午前10時半過ぎにたった5分の間にドル円相場が突然158円台ミドルから160.21迄急騰した。
その後は午後1時過ぎ迄159.50近辺の高値で揉み合っていたが、突然156.06迄3円半以上急落した。
プライス アクション(値動き)がおかしい。
157.60-80
158.20-40
157.80-00
158.05-25
157.20-40
と、プライスが飛び交っている。
間違いなく,介入が入っていると確信した。
介入の売りが157.60まで押し下げたところを投機が158.20迄買い上げる。
次は介入が157.80迄押し下げ,次は投機が158.05まで買い上げる,と中々見応えのあるバトルが繰り返された。
どうやら今回の介入は民間銀行を通さないで、日銀自身がEBS.(Electronic Broking System.=電子取引)を使って介入したらしい。
通常は日銀が介入銀行にプライスを聞いて、それを撃つのだが、銀行が間に入るのでインターバンクの相場の動きに少し遅れるきらいがある。
EBS.に提示される相場は正にインターバンクの相場だから、日銀が直にインターバンク相場を撃つことが出来る訳だ。
海外の銀行は取り引きが成立して相手が、The Bank of Japan.だとビックリするだろうなあ。
神田財務官は今回のコメントに対してノーコメントとし、”来月末の報告書を見て頂きたい。”と言ったが、これは今回の介入が覆面介入だった事を意味する。
何故介入したと言わないのか?
それは、(見え見えではあるが),一応市場に対して介入したか否かの疑心暗鬼を起こさせる為である。
介入実績は翌月末に、”平衡操作状況。”として公表されるので、それを見て下さい,と言っているのである。
まあ茶番の様だが,神田さんは真面目に言っている。
昨日は高値160.21,安値154.51で値幅5円70銭の大相場となったが、今日は一転して午後3時時点で高値157.00,安値156.07の値幅93銭に留まっている。
まあ、想定通りである。
毎日は介入しない。
“介入は稀であるべきだ。”と嫌味を言ったイェレン米財務長官も良い顔をしない。(だろう。)
ではこのまま,たった一回ポッキリで終わりか?
否、否、否!
金融界では”絶対。”と言う言葉を使ってはいけないらしいが、又”絶対。”に介入は出る!
そのタイミングとレべルは分からないが、Anytime soon.= 時間の問題。、と見て良かろう。
市場にはドルを買いたい人(ドルを買い遅れた輸入業者、ドルのショート ポジションを保有する個人投資家,など)と、ドルを売りたい人(160円で売り損ねた輸出業者、今回の5円の下げで少しビビったシカゴIMM.の投機筋など)が存在するが、さて何方がタオルを投げるか?(諦める。)
我々は上手く,立ち回りましょう!
週末のドル円レートを予想して10万円をゲット!