ドル円相場は乱高下。
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昨日のドル円相場は日銀政策決定会合や2月米国雇用統計の発表を受けて大きく乱高下した。
市場の一部にイールドカーブコントロールの幅を広げる(上限の0.50%を075%にすると円の長期金利が上がるので円高要因となる。)のではないかとの思惑が有ったが、政策変更無しとの報が伝わるとドル円相場はジワジワと上昇して高値136.99を付けた。
雇用統計の数字は非農業部門雇用者数は市場予想を上回る増加を見せたが失業率が若干悪化して余り影響無し。
それよりも市場を驚かせたのはSVB.(シリコン バレー 銀行)破綻のニュースであった。
度重なるFRB.の利上げで資金繰りが悪化した企業を抱えるSVB.が破綻した事が金融システム不安を引き起こすのではとの思惑が広がってリスクオフとなって債券が買われて長期金利が下がり、ドルが大きく下げてドル円相場は一時134.12迄下落した。
ついにFRB.による大幅利上げによる悪影響が露呈した形になった。
此れは根が深い問題であり、もしかして次回のFOMC.では再び0.25%の利上げに留めるべきだとの意見が出て来るかも知れない。
野放図にドルを買ってはいけません。
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