一転して、ドル反転上昇。
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昨日ドル・円相場は134円台で推移し、事の次第によっては130円近辺まで落ちるかと思ったが、昨晩発表になった11月の米国ISM. (米供給管理協会) 非製造業総合指数が市場予想を上回り、先週金曜日の強かった雇用統計の数字と相まってFRB.(米連邦準備理事会)が2023年にかけ利上げを継続するという観測が強まって長期金利が上昇してドル・円相場もつれ高となり、今朝の東京市場では一時137円を超えた。
これで一時的なドル安&円高が終わったと言うには早いかも知れない。
為替相場は色々な要因の変化で動くが、その一つに市場のポジション状況が挙がられる。
ドルが上がると思えば多くがドルを買い、当然市場はドルのロング(買い持ち)となる。
そして何時かはこのロング・ポジションは利食いによって解消される。
当然ドルは下がる。
逆にドルが下がると思えば多くがドルを売り、当然市場はドルのショート(売り持ち)となる。
そして何時かはこのショート・ポジションは利食いによって解消される。
当然ドルは上がる。
市場のポジション状況は、例えば毎週発表されるシカゴ・IMM.や我が国個人投資家のポジションを見ることによってある程度分かる。
先週の火曜日時点で両者共にこのドル下げにも拘わらずドル・ロングのポジションを保持しており、今回のドルの暴落である程度のポジションが解消されていると思いきや、今朝がた発表された数字によると、何と我が国個人投資家は未だに歯を食いしばって(?)ドルのロングを保持している。
彼らはドル・円が150円を超えた時に一旦ショートに転じたが、10月の終わり頃から再びロングに転じて、その残高は大きくは減っておらず先週までコンスタントに20億~30億ドルのドル・ロングを保持していた。
因みに今朝発表になった数字によると19億ドルのロングである。
150円から135円まで15円下げても未だロングを保持しているなんて、大した胆力だ。
自分には真似は出来ない。
これから年末に向かって市場参加者数が減り、当然市場の流動性が減ってその分ボラティリティーが増える。
言い換えればドル高かドル安かは分からないが思わぬ方向に大きく相場が振れる危険性が大きくなる。
無理をしないでおきましょう。
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