じじーを殺すのに、刃物は要らない。
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またまた引っ越し関連の話になるが、今回はテレビ。
引っ越しに当たって業者さんが二部屋分のテレビ、ブルーレイ・レコーダーの線を外して運んでくれた。
引っ越しが終わり、自分で配線を繋げようとしたが、何処に何を付けて良いのかさっぱり分からない。
当初は自分で繋いだのだから、テレビとブルーレイ・レコーダーのマニュアルをよく見れば何とかなるのだろうが、それでなくても忙しいのにこんな事自分でやっていられない。
近所の大手家電販売店に相談して何某かの料金を払ったら、ものの10分で見事に繋がった。
自分でやったら恐らく半日仕事であっただろう。
引っ越しの翌日は気付かなかったのだが、早朝にリビングルームから音が聞こえる。
毎朝録画しているテレビ東京のモーニング・サテライトだ。
この番組は前日の欧州とアメリカ金融市場のまとめを効率よく教えてくれるので毎朝見るのだが、朝5時45分からがちと早いので録画して8時半くらいから見ることにしているのだ。
どうやらブルーレイ・レコーダーの録画スィッチが入るとテレビのスィッチも入って朝早くから音を出しているのだ。
テレビのマニュアルを見ても理由がよく分からない。
テレビを作ったメーカーの”お客様相談室”に電話をするのだが、”只今電話が大変混んでおります。暫くお待ち頂くか、後ほどお掛け直し下さい。”と馴染みの録音が聞こえてくるだけ。
何回、掛けただろう。
我慢出来なくなって違うルートでメーカーに電話を掛けて説明したら、”此処は担当部署ではないので、….にお掛け下さい。”と言われた。
“その….に何回掛けても繋がらないんだよ。何がお客様相談室だ。”と気色ばんだら、”申し訳御座いません。明日の午前中に然るべき部署から必ず電話をさせます。”と急に下出に出てきた。
翌日電話が有って指示通りに操作すると、ものの5分で直った。
要するに何かの拍子にブルーレイ・レコーダーの録画スィッチが入るとテレビの方にもスィッチが入る様になったのだが、専門家に任せるとあっという間に直る。
我々じじーを殺すには刃物は要らない。
こう言った家電やPC.などをちょこっていじって動かなくすると、自分では直せなくて、いらいらして直ぐに死ぬのだ。
ああ、嫌だ、嫌だ。
マイナンバーの普及云々の話が話題になっているが、あれも年寄りにはかなり難しい。
コンビニエンス・ストアでマイナンバーを使って住民票が手に入るのは嬉しいが、あれも使いこなすのに時間が掛かった。
ああ、嫌だ、嫌だ。
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