近くて、矢張り近かった。
週末のドル円レートを予想して10万円をゲット!
ドル・円相場が140円台の大台を上切って高値140.79迄上昇した。
筆者は個人的に市場が余りにもFRB.による利上げ期待に前のめりになっているので、例えば昨日発表になった8月の米国雇用統計の数字が市場の期待値よりも悪ければ結構ドル・円相場も下サイドへの調整が有るかと思い、”140円台は意外に近くて遠いのではないのかなあ?”と思っていたが、なんのその、すんなりと戻し高値を更新した。
8月の米国雇用統計の結果は失業率が前月の3.5%から3.7%へと悪化し、非農業部門雇用者数も前月の+52万6千人から+31万5千人へと増加数が減り、印象としては”多少雇用環境は悪化したのか?”と言う感じであったが、ドル・円相場は発表直後に140.46から139.93迄急落し、一瞬”思った通り!”と思ったが、その後あれよあれよと言う間にドルは買われて発表から15分の内に149.79迄上昇し、その後は再びずるずると値を下げて140円を切った後、140.23で週を終えた。
(金曜日午後9時からクロージング迄のドル・円相場5分足・ローソク足チャート。)
値幅は大したことはないが、正に乱高下と言っても良い値動きであったが次は13日に発表の8月の米国消費者物価指数(CPI.)に市場の関心は移る。
市場は7月の+8.5%から+8.2%へと物価上昇が鈍化することを予想するが、さて市場の反応はどうなることか?
雇用データが前月から鈍化し、物価が更に落ちるようであればFRB.が6月と7月に引き続いて今月も0.75%の大幅な利上げをする必要があるのかと思うのだが、如何であろう?
依然として市場の前のめり状態は続いており、天邪鬼との誹りを甘んじて受けながらも”ここからの大幅なドル・円相場の上昇は難しい。”と考える。
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