真夏の怪。
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昨晩、7月の米国消費者物価指数(CPI.)の発表が有り、金融市場は大荒れとなった。
CPI.は6月が驚きの+9.1%で、これが6月と7月にFRB.が0.75%と言う通常の3倍の上げ幅の利上げを行う根拠となったのだが、7月は多少好転して+8.7%となるであろうということが市場予想であった。
日本時間午後9時半に発表された数字は+8.5%で市場予想を若干下回ったが、市場の反応は強烈でドル・円相場はあっと言う間に135円台から132.70近辺に急落し、日が変わる頃には132.03まで下落した。
たった2時間の間に3円落ちたことになる。
その背景はCPI.が+9.1%から+8.5%に下落した事で米国のインフレがピークアウトしたとの観測が台頭して一時長期金利が大きく下落してドル・円も下げた。
先週発表になった7月の米国雇用統計が滅茶苦茶良い数字でFRB.は9月も0.75%の利上げを行うであろうとの観測が有ったが、これで恐らく0.50%の利上げに落ち着くかも知れない。
株式市場は大喜びで、ニューヨーク株式市場の3指数とも大きく上げて引けた。
ちょっと待て!
何をそんなに騒いでいるんだ?
物価上昇率が8.5%なんですぞ!
前月から0.6%好転したからと言ってこの狂乱物価高は依然として酷いものだ。
未だFRB.からのコメントは聞いていないが、これで引き締めのペースを急にスロー・ダウンさせるとも思えないのだが。
まあ夏休みで市場参加者が減り、市場の流動性が減少する間での真夏の怪ですな。
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