日米財務相会議。
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昨日、鈴木財務相とイエレン米財務長官による日米財務相会談が開催された。
市場はこの会談から何か驚く様なコメントが出るとは期待してはいなかったので、相場には何も影響を与えることは無かった。
“ロシアの侵略による経済的な影響が為替相場の変動を高めており、経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得る。
我々はG7.及びG20.のコミットメントに沿って、引き続き為替市場に関して緊密に協議し、為替問題について適切に協力する。”との共同声明が出されたが、まあごく当たり前の事を確認したに過ぎない。
イエレン財務長官は”足元の円下落は金利差で説明出来る範疇を超えており、投機的な動きである。”と述べたが、同時に”為替介入はまれで例外的な状況においてのみ正当化される。”と日米協調介入についての可能性を否定した。
筆者は日米金利差が拡大する限り、円安が進んでも不思議ではないと思っているし、FRB.の内部でも同じ考えの人が多いと考えていたのでイエレン長官の”投機的な動きである。”との発言にはちょっと驚いた。
まあ参院選で政権与党が圧勝し、我々下々からの円安に対する懸念、嫌悪を気にする必要は無くなったので暫くは政府から円安懸念の発言は出ないだろうな。
週明け月曜日にドル・円相場は24年来の高値となる137.75を示現したが、下のチャートでドル・円相場の動き(黒いローソク足)と極めて相関性の高い米国10年債利回りの動き(赤い線)と比べると、どうもドル・円相場が有るべきレベルから5円~6円高い様な気がしてならない。
中長期的なドル高&円安のトレンドは変わらないと思うが、多少の下への調整が有っても不思議ではないと思っている。
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