Sell on fact.(事実で売れ。)
週末のドル円レートを予想して10万円をゲット!
金融取引の世界に”Buy on rumor, sell on fact.”と言う格言が有る。
そのまま訳すと、”噂で買って、事実で売れ。”であるが、簡単に言うと”何かが起きる前に買っておいて、事が起きたら売れ。”と言うことである。
昨日(厳密に言うと東京時間の午前3時だから今日か?)正に為替市場でそれが起きた。
3日から4日の予定(ニューヨーク時間)で開催されたFOMC.(連邦公開市場委員会)で22年ぶりに0.5%の利上げが決定された。
通常の利上げは一回に0.25%行われるのだが、現状の高いインフレに対処する為に通常の倍の0.5%引き上げられた。
市場は大分前から利上げ(これが事であった。)を織り込んでおり、多くの市場参加者がドルを買っていた。(Buy on rumor.)
FOMC.後の記者会見でFRB.(連邦準備理事会)のパウエル議長が”インフレはあまりにも高い。”と発言するとドル・円相場は一瞬130.37まで上昇したが、その後”0.75%利上げは積極的に検討しているものではない。”と述べると一転してドル売りが殺到して128.63迄急落した。
(Sell on fact.)
東京時間になって129.54迄戻して再び128.75迄下げると言う落ち着きの無い動きを見せているが、午後4時半現在では再び129.60迄戻している。
今日の東京市場はゴールデン・ウィークで休場で市場参加者が少なく、市場の流動性が低くなって相場が落ち着きの無い動きをするのは想定内。
Sell on fact.が収まれば金利差拡大と言うファンダメンタルズを反映して再びドル・円は上昇するのではなかろうか?
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