ドル・円、大暴騰。
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ドル・円相場があれよあれよと言う間に上昇し、月初のニューヨーク市場終値の114.89から6円50銭も上昇して本日午前には高値121.41を付けた。
正に大暴騰とも言える短期的な上昇だ。
3月1日からのドル・円相場日足・ローソク足チャート。
数週間前まではファンダメンタルズ(日米金利差や景況感の違い)に則ったドル高&円安と、ウクライナ情勢を巡る地政学的リスク増大によるリスク・オフの動きによる円買いからのドル安&円高の綱引きで115円を中心としたレンジ取引が続いていたが、後者の動きがぱったりと止まり、避難通貨としての円が買われなくなった。
そして先週行われたFOMC.(公開市場委員会)で0.25%の利上げが決定される中、日銀政策決定会合では金利据え置きが決定されて日米金利差拡大の思惑が広がってドルが買われて円が売られることとなった。
暫く続いたレンジの高値であった116.40近辺のレジスタンス・レベル(上値抵抗線)を破り、今はこれと言った強い上値抵抗線は無い。
市場はドルを買いたがるであろうが、政府内に”これ上の円安進行は我が国の経済にとってプラスではない。”と言う意見が出始めた。
これは黒田日銀総裁の見解とは違うが、為替政策を決めるのは日銀ではない。
ドル高進行のスピードも気になるところである。
政府や財務省筋からの円安牽制発言が出る可能性について留意したい。
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