ドーピング騒動。
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フィギュアスケートで団体優勝に貢献し、個人競技で最大優勝候補のロシアの選手がドーピング違反の疑いで大騒ぎになっている。
一旦出場禁止になったがスポーツ仲裁裁判所の裁定で個人競技に参加出来る様になったが、どうも納得いかないなあ。
本人は昨年のクリスマスに薬を飲んだおじーちゃんと同じグラスを共有したから薬の成分が体に入ったと言っているらしいが、そんなことはあるまい。
アメリカのメディアの放送によると、他にも2種類の違った薬のドーピング違反の疑いがあるらしい。
まあオリンピックにもフィギュアスケートにも全く興味が無いのでどうでもいいのだが、”15歳以下の選手に大きなペナルティーを与えると、本人の将来に悪い影響を与えるから見逃してやろう。”なんてことを聞くと腹が立って仕方ない。
ロシアは国家ぐるみのドーピングが問題になっていて、現在は国としてオリンピックには参加できない。
参加選手はROC.=(ロシアオリンピック委員会。)に属する個人の資格で出場しているのだが真面目に練習をし、普段風邪薬をも気を付けて服用している他国の選手はやってられないだろうな?
こんな馬鹿げた事よりもウクライナ情勢の方が気になって仕方ない。
昨日はロシアがウクライナ国境付近に集結させている部隊の一部を撤収したと報じられたことが好感されてリスク・オン(投資家が好んでリスクを取り、新規投資に意欲を見せる。)となって欧米市場で株価が大きく戻し、債券が売られて金利が上昇している。
日経平均も凡そ595円高で引けた。
為替は今日は小動きで面白くないが、このままロシアがすんなりと撤退するとは思えない。
プーチン大統領は大変な手間と金を掛けてわざわざシベリアから寒さに強い精鋭部隊をウクライナ国境に送っており、西側から何らかの約束(ウクライナがNATO.に加盟しない約束。)を貰わないでおめおめと引き下がる訳にはいかない筈だ。
ロシアには歴史的に西側から常に侵略されてきた記憶(1812年のナポレオンによるロシア侵攻、第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるモスクワ前面までの侵攻)が強く、東西の緩衝地帯であるウクライナを”みすみす。”西側に受け渡すにはいかないのである。
お断りしておくが、ウクライナでの有事を期待している訳ではない。
ただプーチン率いるロシアのしたたかさと、バイデン率いるアメリカの及び腰が気になっているだけである。
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