長期金利続落。
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昨日の米債券市場で債券価格が急騰し、利回りが急落した。
10年物債券利回りは前日から0.102%下落して1.198%と1.2%の大台を割って引けた。
6月のFOMC.(連邦公開市場委員会)以来アメリカの利上げ機運が高まっているのだが、どう言う訳か長期の債券利回りは下落を続けている。
FOMC.直後は1.580%であった10年物債券利回りはついに1.2%を切った訳だ。
この背景には新型コロナ・ウィルスのデルタ変異株が世界的に感染の猛威を振るうなかで世界経済が鈍化するとの懸念が台頭して世界の主要株式市場で株価が大きく下げていることがある。
株価が下がって所謂リスク・オフ(投資家が既存の保有債権を処分し、新たなリスクを取る事を控える。)となり、株式市場から安全資産である米国債券市場に大きく資金が流れているのである。
リスク・オフの折の常で為替市場ではドルと円が買われ、円買いがドル買いを凌いでドル・円相場は下げて一時安値109.07を示現した。
90日移動平均線が在る109.50近辺をはっきりと下切れば、更なるドルの下落が見られるかも知れない。
2月下旬、10年債利回りが1.3%の頃、ドル・円相場は105円台で取引されていたことを忘れてはなるまい。
今週は木曜日と金曜日が祝日で東京市場が休場となり、流動性が減少することによる思わぬ動きに注意したい。
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