G7.サミット。
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イギリスのコーン・ウォールで開催されたG7.サミットが終了した。
集合写真を撮る時や会議中も参加者の全員がマスクをしていないのが印象的であった。
コロナ・ワクチン接種後の罹患状況に強い自信を持っているのであろう。
ワクチンの第二回目の接種を終えた筆者は一安心だ。
G7.サミット後に発表された合意内容で特に注目されたのは中国に対するG7.の強硬な態度である。
声明で中国に対し、新彊ウイグル自治区における人権と基本的な自由の尊重を求め、また香港に関しては英中共同声明に盛り込まれた権利、自由、高度の自治を尊重するよう求めた。
東・南シナ海情勢は引き続き深刻な懸念とし、中国による現状変更と緊張を高める一方的な措置には強く反対するとし、またG7.では初めて台湾海峡の平和と安定についても強調し、問題の平和的解決を促した。
この様な声明が出ることを察知していた中国はG7.を前にして”一部少数のグループ”が世界のすう勢を決定するのは”過去の遺物”とのコメントを出してけん制していたが、はっきり言って甚だ面白くない内容であったことは想像に難くない。
今のところ表立ってはG7.声明に対して反論はしていないが、来月の中国共産党創立100周年を前にして、習近平政権が黙っているとも思えない。
G7.のみならずオーストラリアやインドからも東・南シナ海での軍事的活動に対して制限を掛けられる行動が起きる可能性も有り、中国としては黙ってはいられまい。
一部の中国からの経済援助に頼る国々を除いて”世界中から嫌われている。”中国が自由主義連合の象徴であるG7.から専制主義と罵られて窮鼠にならなければ良いなと願っている。
2019~2020年の米中二国間の通商摩擦から自由主義連合対専制主義国家との対立となれば事は深刻である。
どでかい地政学的リスクのマグマが膨らみつつあるのかも知れない。
リスク・オフに備えておくべきであろう。
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