経済指標に右往左往。
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直近のドル・円相場は108円台ミドルと109円台ミドルの間で割合静かな動きをしているのだが、その動きは決して秩序だったものではない。
先ずは先週の金曜日。
4月の米国雇用統計が発表されたが、雇用状況のバロメーターと言える非農業部門雇用者数が市場の予想値の約97万人増から、たったの26万6千人増となり、一部の市場参加者が期待していた早期のテーパリング予想が一気に後退してFRB.の緩和姿勢継続が確認されたとして株価は上昇。
ドルは下落してドル・円相場は発表前の109.30近辺からあっと言う間に1円下げて安値の108.34を示現した。
週明けの為替市場では108.50を中心にして小動きであったが、昨晩発表になった4月のアメリカの消費者物価指数が市場予想の前年同月比+3.6%よりも高い+4.2%であった為に一気にインフレ懸念が高まり、今度は株価が大きく下げてドルは上昇し、ドル・円相場は今度は約1円上げて高値109.69を示現した。
ミクロの経済指標の結果で1円下げ、そして1円戻した訳だが、こう言った動きは中々掴みづらくて難しい。
数字がどう転ぶかは事前には分からないので、こう言った経済指標の発表の前はポジションを持たないか、うんと小さくしておくことが肝要かも知れない。
ドル・円は円安が進んで上昇すると思うのだが、ドルを買うんだったらちょっと下がるのを待った方が良いかも知れないな。
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