此れは興味深い。
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岸防衛大臣が東シナ海で領海侵入を繰り返す中国・海警局の船舶について、尖閣諸島に上陸を図った場合、自衛隊の武器使用も選択肢となるとの見解を示した。
その前に政府は外国公船が沖縄県・尖閣諸島への上陸を強行すれば、凶悪犯罪と認定して武器使用により相手の抵抗を抑える「危害射撃」が可能になる場合があるとの見解を示しており、警察官職務執行法に基づく警察権の行使と位置付けていたが、いよいよ”自衛隊も黙っていないよ。”との姿勢を示して中国海警局による領海侵入に対して抑止力強化を狙ったとみられる。
2月から中国・海警局の発砲が認められ、我が国がどの様に対応するのか注目していたが、日本政府としては”珍しく”毅然とした態度を見せた感が有る。
どうやら中国は海警局の船に対して発砲を許すと日本がある程度譲歩すると思っていたらしいが、その後も我が国の巡視船の警護活動は全く変わらず驚いたらしい。
同時に米国防総省のカービー報道官が”沖縄県・尖閣諸島を巡って米国の政策に変更は無い。バイデン大統領が菅首相に述べた通り、日米安保条約第5条の下で尖閣を含めて日本を防衛する立場は揺るがない。”と強調した。
只ややこしいのはアメリカは日本の尖閣諸島領有を認めている訳ではない。
尖閣諸島の主権についてアメリカの立場は”これは日中の外交的懸案事項であり、アメリカとしては口は出さない。但し中国からの攻撃が有ればアメリカは日米安保条約に基づいて必ず日本を防衛する。”と言うものであり、これは日韓の竹島問題と似ている。
我が国が竹島は日本の固有の領土だと主張しても現在竹島は韓国に実効支配されており、我が国が”返して下さい。”と言っても返さない。
アメリカも口出しはしない。
ある意味領土は”取った者勝ち。”である。
此れは武力行使で取り戻すしかない。
そう言えば1982年に起きたフォークランド紛争は我々年寄りには未だ記憶に新しい。
大西洋遥かかなたのアルゼンチン沖のフォークランド諸島に在るイギリス領サウス・ジョージア島にイギリスに無断でアルゼンチン人が上陸したが、イギリスの退去命令を無視した為にイギリスとアルゼンチンが交戦状態となり、戦闘は3ヶ月続いてアルゼンチン軍が降伏した。
今は両国は国交回復をしているが、アルゼンチンは未だに領有権を主張している。
今回の一連の我が国の発表に関して中国側からの発言は無い。
中国にとってみれば甚だ面白くはなかろうが、下手には手を出せなくなった。
南シナ海でも覇権主義を強行する中国がこのまま黙っているのか?
コロナ対策では後手後手に回り、また身内のスキャンダルで支持率がた落ちの菅政権は上手くこの問題に対処したら国民からのエールを受けることは間違いあるまい。
巡視船に体当たりしてきた中国の漁船を中国に遠慮して”超法規的とかなんやら..”で無罪放免にした、あの弱腰内閣の二の舞を演じない様に願うばかりである。
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