ゲーム・チェンジとはならず。
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昨 日、個人投資家が大手ヘッジ・ファンドを打ち負かして金融市場がそれまでの”行け、行け”ムードから一転して調整局面となり、もしかしてこの”ゲーム・ストップ株異変”が”ゲーム・チェンジ”となるかも知れないと書いたが、突然の規制によりチェンジの動きは急激に萎んだ。
前日の3指数の大幅な下げに肝を冷やした(いや、大きな損失を被った)ブローカー(証券会社と言っても良い。)は取引に必要な証拠金を引き上げたり、ゲーム・ストップを含む急騰していた幾つかの銘柄の新規の取引を禁止して既存のポジションの解消に制限するなどの規制を発表し、これらの株価は乱高下した。
結局ゲーム・ストップ株は347ドルでオープンした後直ぐに484ドルまで続伸したが、上に述べた規制の発表と共に112ドルまで暴落、その後一部の規制緩和が発表されると300ドルを回復。
結局193ドルと、前日終値比で43%安で引けた。
3指数はこの規制導入を好感して値を戻し、ダウとS&P.は前日比+約1%、ナスダックは+約0.5%上げて引けた。
前日の株価の下げでリスク・オフとなった市場はリスク・オンに戻り、ドル・円相場は高値104.49から104.20まで戻したが、月末の本日の東京市場では高値104.57を付けた後、104.50近辺で推移している。
結局はゲーム・チェンジとはならなかった訳になるが、今日の日経平均株価はニューヨーク市場の上げを無視して、約450円下げて取引されている。
未だ油断は禁物かも知れない。
昨日ドル・円に関して”104.50が上切れたら要注意”と述べたが、きっちりと上切るのか、或いは踏ん張って此処が上値抵抗線になるのかが注目される。
個人的には上値は限られると見るが、相変わらず様子見が賢明か?
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