You are fired.
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You are fired.とは日本語で”お前は首だ!”の意味であるが、トランプ大統領がどうやらジョージア州の上院選挙で過半数を取れなかった議会から罷免通告を受けそうらしい。
今までは上院でひっくり返せたが今は上下院共に民主党に取られてしまって、もう歯止が効かない。
先日起きた前代未聞の暴徒による議会占拠を許した張本人として身内の共和党からも批判が相次ぎ、現職閣僚の何人かが辞表を提出した。
まあどうせ後残り2週間弱のポジションなのだから、余り未練はあるまい。
しかしトランプもしたたかである。
通常だと負けた大統領候補が敗北宣言を行って新しい大統領が決まるが、トランプは未だ敗北宣言をせずに”大統領選挙はインチキだった。”と言い続けている。
日本には”潔しを良しとする。”との考えが有るがあちらではそんな事は通用しない。
自分に非が有っても中々それを認めようとしない。
昔からよく言われていたが、例えばアメリカで自動車事故に遭った場合、絶対に”I am sorry.”=(ごめんなさい。)と言ってはいけない。
“お前がごめんなさいと言ってるんだから、全部お前の過失だ。”と言う議論になってしまうのだ。
勿論、全てのアメリカ人がそうではない。
筆者の友人は例外なく礼儀正しいし、大金持ちのくせにそんな素振りを微塵も見せない。
ところでジョージア州で共和・民主党が50席ずつ分け合って最終決戦票がハリス副大統領の手に入って、大統領、上下院の議会が民主党となるトリプル・ブルー(注:ブルーは民主党のカラーで、大統領、上下院の三つ共に民主党一色と言う意味である。)となり、金融市場は波乱の展開となった。
財政支出拡大を囃し立てて株価は続伸、昨日のニューヨーク株式市場では3指数共最高値を更新した。
債券市場では供給過剰を意識して債券は売られ長期金利は上昇、当然ドルも主要通貨に対して上昇した
ところがよく考えてみたらバイデン候補は増税や規制強化を謳っていて決して金融市場にプラスばかりではない筈なのだが、市場は全く気にしてない模様だ。
この株価、何処まで上がるんですかね?
バイデン政権が財政拡大を行ってFRB.が緩和姿勢を続ければ市場に溢れる金が株式市場に流れるのは当然。
そして余ったドルが売られるのも自然だとも思うのだが、米金利上昇はドルにとっては好材料。
2021年も難しい相場が続きそうだ。
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