一応アベノミクス騒動は終わり。
週末のドル円レートを予想して10万円をゲット!
先週金曜日、安倍首相の突然の辞意表明で荒れた株式市場もドル・円相場も落ち着きを取り戻した。
金曜日に326円下げた日経平均株価も今日のお昼現在670円も戻しており、アベノミクスの揺り戻しで円高に触れるであろうと予想したドル・円相場も105.21を安値に切り返してお昼現在1円戻して106.20近辺で取引されている。
週末に、これも突然総裁候補立候補を仄めかし、現在は次期総裁として最も有力視されている菅官房長官が安倍路線を踏襲すると宣言して、アベノミクスは終わるが同じ様な政策を掲げたスガノミクス誕生と言う事で一旦売った株とドル・円の買い戻しが入った感じがする。
それともう一つドル高の原因は先日戻り高値の1.2010を付けたユーロ・ドルの反落だ。
現在投機筋のユーロの買い持ち(ユーロが上がることを期待してユーロを買い越している。)は過去最高のレベルまで膨れ上がっており、何時その利食い(買って持っているユーロを売って利益を確定する。)が入ってもおかしくはない状況であった。
それでは市場はスガノミクスを評価してこのままドル・円相場が再び円安基調に戻るかと言うとそんなことはあるまい。
そもそも一時は日経平均株価を8,000円から25,000円まで、ドル・円相場を80円から125円まで引き上げたアベノミクスの神通力は失せ、ニューヨーク市場でダウが半年ぶりの高値を付け、ナスダックとS&P.が連日高値更新をしている中、日経平均は23,000円近辺をうろうろして甚だ冴えない状況が続いている。
ドル・円相場も105~110円のレンジ内で落ち着いた動きをしており、米中関係、米大統領選挙などのリスク・オフとなる不透明な要因が在る現在、ドル・円相場が上がるとも思えない。
総裁選の行方が落ち着き、ユーロの調整が終われば株高によるリスク・オフとFRB.=(米連邦準備制度理事会)の長期緩和政策などに再び市場が目を向け始めれば、ドルの下落基調は続くと思われる。
庭で何かチラチラする物が有ると思ったら、3ヶ月ぶりにハイビスカスが咲いている。
世話をしているウチの庭師に”おい、赤い花が咲いてるぞ!”と叫んだら、”あ、ハイビスカスが咲いたんだ。明日は枯れるよ。”と無粋なことを言う。
まあ、いいや。
今日はざざーっと雨が降ったり、急に日が差したりと目まぐるしい天気ですな。
蒸し暑いので熱中症にお気を付け下さい。
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