次期総裁候補。
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先週金曜日は突然の安倍首相退陣表明で、”すわ、アベノミクスの終焉か?”と感じた投資家(投機家?)がアベノミクスの3本の矢(金融緩和、財政出動、成長戦略)により進んだ株高と円安の揺り戻しが起きると思って、株を売り円を買い戻した結果日経平均株価は前日比326円安の22,883円で引け、ドル・円相場も一時安値105.21を付けた。
金曜日の時点では現在世論調査で最も人気の高い石破前幹事長が有力総裁候補と思われ、もし石破首相が誕生すれば政策転換が起きていよいよアベノミクスは終焉するかと思いきや、週末菅官房長官が総裁候補に立候補するとの報が流れて事情は変って来た。
安倍首相の懐刀として安倍政権を支えてきた菅さんが次期総裁に成れば大きな政策変更は無かろう。
となればアベノミクスの終焉と考えるのは早計となる。
今日の東京市場では日経平均株価はオープンから値を上げ、一時460円高を演出した後257 円高の23,139.76で引けた。
金曜日の326円安を大分取り戻した格好だ。
ドル・円相場も安値105.30で始まった後じりじりと値を上げ、午後3時現在105.60近辺で堅調に推移している。
政治の事はよく分からないが、”石破さんだけには禅譲したくない。”思いの安倍さんが菅さんを支持し、自民党のドンである二階さんが菅さんの立候補に対して”頑張って下さい。”とエールを送る状況では石破さんの勝ち目は有るまい。
もう一人の有力候補である岸田さんはどうも影が薄い。
どうやら菅さんで決まりか?
もし菅総理が誕生したら来年の総裁選までのピンチヒッターなのか、或いはもっと長期政権を狙うのかは知らないが、これからのドル・円相場を占う上で米中関係、米大統領選挙の行方に加えて安倍後継者が誰に成るのかが興味の有るところである。
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