東京大学が起債。
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東京大学が期間30~40年の長期債を発行して1000億円程度の資金調達計画を立て、この秋にも300億円程度を起債するらしい。
大学が債券発行とは面白いがこの超低金利の世の中、長期の固定資金を多額に調達するとは流石東京大学。
2004年に国立大学は法人化され、厚い文部科学省の庇護から離れて政府からの交付金以外の資金調達と運用がある程度自由になったが、今回の東京大学の起債が初めてのケースとなる。
調達した資金で若手研究者や教員の採用・育成、研究施設の拡充などを図ると言う事だが、ふと思ったのは30年~40年後の満期が来た時にどうやって返済の原資を見付けるのだろうかと言うことだ。
会社が社債を発行するのはよく知られているが、会社は調達した資金を使って物を作り利益を上げて返済する。
大学は法人化されたとは言え教育の場であり、会社ではない。
言い換えれば利益を上げる団体ではない。
まあ、いいや。
ちゃんとした考えが有るのだろう。
世の中未曽有の低金利時代。
銀行が貸してくれるのなら、なるべく長期で固定金利で借りるだけ借りたら良いと思う。
ネットで調べてみたらメガバンクの一つの住宅ローン金利は、変動で0.475%、当初固定10年で1.15%、そして35年固定で1.28%らしい。
これはもうバーゲンみたいなものですな。
40年くらい前に勤めていた銀行から社員優遇レートでマンション購入資金を借りたが、確か8%以上だった。
それでも市中銀行から借りるよりも1%くらい安かった記憶がある。
毎月天引きで返済していたから元本は段々減っていたのであろうが、単純計算すると12年半×8%=100%となり金利だけで12年半で元本分となり、大変な負担だったことが分かる。
だから今は借りるだけ借りたら良いと思うのだが、借りた物は返さなければならない。
我々が若い頃は経済が右肩上がりで給料も毎年上がって行き、多少の無茶をしても何とかなったが今は給料も中々上がらないらしい。
最後に水を浴びせる様なコメントになるが、借りるにしても身の丈に合った額に致しましょう。
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