トランプ大統領、地下豪に避難。
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世界で一番多い感染者数と死亡者数を記録するものの、ようやく感染の広がりが鈍化して多くの州や都市で外出制限解除が始まったアメリカで再び大きな問題が起きつつある。
先月25日ミネソタ州のミネアポリスで黒人男性が白人警察官らに拘束された際に首を膝で押さえつけられて死亡したことをきっかけに、警察の対応が人種差別に基づく過剰なものだったと訴える市民数千人が抗議デモを行い、一部が暴徒化した。
このデモはあっと言う間に全米各地に飛び火し、首都ワシントン、ニューヨーク、そしてロサンゼルスでもデモ隊と警官との小競り合いが続き、30を超える都市で夜間外出禁止令が発動された。
ホワイトハウスの在るワシントンでもデモが激化してトランプ大統領一家が一時地下豪に避難する騒ぎとなった。
この騒ぎの背景にはアメリカに存在する根強い人種差別に対する反感が有るが今回はコロナ騒動で職を失い、行く場所を失った所謂貧困層の鬱憤が爆発したと言えなくもない。
テレビのニュースでロサンゼルスのデモのニュースを見たが、今のところ割合と整然としており警官隊も余り刺激しない様に気を使っている感じがする。
ロサンゼルスでは1992年に同じく人種差別に反対した大規模なデモが起こり、逮捕者1万人、被害総額10億ドル(約1千億円)と言う大規模な暴動となった。
アメリカでの人種差別は我々日本人には考えられない程、根が深い。
あのリベラルで陽気なアメリカ人とは思えないくらいある意味陰険で陰湿である。
それに対して何かのきっかけで黒人(本当はアフリカ系アメリカ人と呼ぶべきなのだろうが)がデモをしたり、それが発展すると暴動に成ったりする。
この騒動は秋の大統領選で再選を目指すトランプ大統領にとっては大きな誤算である。
黒人の多くは民主党贔屓と言われており、それでなくとも現在支持率で7~8%も対抗馬である民主党のバイデン候補に後塵を拝している共和党のトランプ大統領は気が気ではあるまい。
アメリカの株価は未だ収束もままならないコロナ騒動にも拘わらず活況を呈しているが、このデモ(或いは暴動と呼ぶか。)の成り行き次第では大きな波乱となるかも知れない。
ニュースのヘッドラインに留意したい。
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