春眠暁を覚えず。
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“春眠暁を覚えず。”とはよく言ったものだ。
眠い。
酒が好きな筆者ではあるが、昔は常にガンマGTP.が200を超えていたので、ここ何年か週に一度は禁酒して休肝日を設けていた。
因みに会社の健康診断では60を超えると”飲み過ぎだ!”と警告される。
(注:ガンマGTP.=たんぱく質を分解する酵素の一種。
飲酒量が多いときや胆道系疾患などで値が上昇し、肝機能の指標とされる。)
ガンマGTP.はアメリカから流行って来た指標(と医者から聞いたことが有る。)で、向こうでは”Party Index.”=(宴会指数)と呼んで、”酒を飲めば増えるのは当たり前だ。”と言って余り気にしない。
筆者もそうだ。
医者は”このまま放って置くと直ぐに肝機能障害を起こして死にますよ。”と言うが、なーに、もうかれこれ30年以上も言われ続けているが、未だ生きている。
最近は流石に余り沢山飲めなくなったし(それでも人様の倍以上は飲んでも全く平気だが。)、医者から”取り敢えず週に一度はアルコールを抜いて下さい。”と言われて週一の休肝日を設けたのだ。
お陰でガンマGTP.は常に200だったのが80くらいまで下がり、医者からは”良いですねえ、出来たら週二日抜きましょうか。”と言われてきっぱりお断りした。
因みに休肝日は週おきに”激辛ビーフカレーと大盛サラダ”か、”アジの干物(美味しい奴)と納豆ライス(よく混ぜた納豆に生卵をぶち込んだもの)”に決まっている。
昨晩は前者の”激辛ビーフカレー”だった。
恥ずかしながら休肝日の夜は寝付けない。
目がぱっちりと開いて寝れないから医者が軽い睡眠導入剤を処方してくれ、それ以来朝までぐっすり眠れるようになった。
どういう訳か昨晩は睡眠導入剤を飲まないのにあっと言う間に眠くなり、夜中に一度お手洗いに立ったが直ぐにバタンキューで8時まで寝てしまい、もっと寝ていたかった。
普段はこんなことは無い。
“春眠暁を覚えず。”とはよく言ったものだ。
辞書で調べると、”春の夜は短く、また気候もよいので、つい寝過ごしてしまうという意味。”らしい。
確かに冬から春に向かって日没が遅くなり、日の出が早くなるので春の夜は短くなるわな。
確かに気候もよい。
今日なんかは多少風は有るが、ぽかぽか陽気で誠に心地よい。
ふと庭を見ると黄色いバラが咲いている。
未だ小さな蕾しか無い柚子の木にアゲハ蝶が留まっている。
アゲハ蝶は見ていると綺麗で可愛いが、柑橘系の木の葉に卵を産み付けてこれが結構大きな芋虫(カラフルで綺麗であるが)みたいになって気色悪い。
ところでこの紫の蕾と白い花が咲いている木は何でしょう?
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