善意の投稿。
週末のドル円レートを予想して10万円をゲット!
今朝の日経新聞の朝刊に面白い記事が有った。
タイトルは、”善意の投稿 人類翻弄。”である。
記事は今回の新型コロナ・ウィルスは世の中に直接の感染被害をもたらしただけではなく、デマ拡散による差別や買い占め、人工知能(AI.)の誤作動が生む株価や為替相場の乱高下などの二次被害を紹介している。
デマの最たる物は”中国から輸入出来ず、品切れになる。”と言うネット上の噂によりトイレット・ペーパーがあっという間にスーパーの棚から消えたことであろうか?
トイレット・ペーパーの殆どが国産で、無くなる事は有り得ないのだが、お隣の奥さんに”ねえ、トイレット・ペーパーが無くなっちゃうんですって。”とSNS.で告げると、それがあっという間に広まって皆がスーパーに殺到する。
と言うのはそれを聞いた奥さんが、またそのお隣の奥さんや仲良しに”ねえ、ねえ。”と同じ様にトイレット・ペーパー不足を吹聴するからである。
“お一人様一個まで。”などと言う張り紙を見せられたら大慌てで小さい子供まで動員して一人一個のトイレット・ペーパーを買って、”ああ、良かった。”と安堵する。
最初のお隣の奥さんへのSNS.は善意で教えてあげたことだ。
別に煽ってパニックを起こそうなんて微塵も考えてはいない。
業者が”在庫は有りますからどうぞ落ち着いて下さい。”と言い張っても誰も聞く耳を持たない。
1973年のオイル・ショックの時に同じ現象が起きたが、多くはそれを覚えていないし、それを知らない世代が多い。
オイル・ショックの時の折もあっという間にトイレット・ペーパー不足の嵐は過ぎたが、今回も大手スーパーが売り場に山ほどトイレット・ペーパーを積み上げて、”さあ、持ってけ!”と言ったら、誰も買わなくなった。
まあ、こんなものだ。
SNS.などを通して見聞きする情報が全て正しいのかどうかは分からない。
“えーっ、そんな事ないんじゃないの?”と思っても、やはり本能的に万が一に備えようとするのは人間の性だ。
用心するに越したことは無い。
不要不急の外出を控えてくれと頼まれているのに、”若いから大丈夫。”とか、”自分は健康だから大丈夫。”などと調子乗っている奴らが居るが、迷惑するのはこちらの方だ。
昨日、東京の1日の患者数が143名に膨れ上がり、その内92人の感染経路が不明だと聞いて驚いた。
恐らくこれらの感染者は10日から2週間前に罹患している筈である。
そして罹患後、何処で誰に会っていたかは全く分からない。
ああ、こわ!
もうかれこれ1週間もカミさんの買い物のアッシー役で外に出る以外、ずっと家に籠っている。
今週、来週の約束も全てキャンセルした。
お気の毒に思うのは、大分前に予約したレストランのキャンセルする時である。
なるべくお邪魔したいと思うのだが、万が一でもお呼びする方に新型コロナ・ウィルス感染のリスクを負わせる訳には行かない。
恐らくお呼びする方も自分では言い出せなくて困っていらした方も居たことであろう。
皆さん、暫く我慢しましょうね。
なーに、雨の後は必ず晴れが来ますから!
週末のドル円レートを予想して10万円をゲット!