日米財務相会談終了後、円の売戻し進む。ドル/円、クロス/円、上値トライの動き。
ドル/円は、直近の日足が、東京市場(9:00am)で前日足から下寄りのスタートとなり小陰線で終えています。続伸に繋げられずに終えていますが、調整下げの範囲内に留まっており、前日の陽線の値幅(安値:141.53)を下抜けて終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。また、140.80以下で終えない限り、4/22に付けた139.89で、一旦底打ち、反転の流れを残します。短期トレンドは“ニュートラル”な状態ですが、143.50超えで終えれば4/2に付けた150.47を基点とする短期的なレジスタンスラインから上抜けて、上値余地がもう一段拡がり易くなります。この場合でもトレンドがまだ弱く148円台に乗せて終えるまでは下値リスクを残します。
ドル買いは142.90-00で押し目買い。損切りは142.40で一旦撤退です。売りは1日様子見です。日足の上値抵抗は143.70-80,144.10-20,144.50-60,145.10-20に、下値抵抗は142.90-00,141.90-00,141.50-60にあります。
ユーロ/ドルは陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、1.1400超えにやや強い上値抵抗ができており、大幅続伸にも繋がり難い状態です。調整下げの範囲内ですが、下値リスクがやや高いので、買いは様子見か1.1200-10まで引きつけて。損切りは1.1150で撤退です。売りは1.1380-90で戻り売り。損切りは1.1430で一旦撤退です。上値抵抗は1.1380-90,1.1420-30,1.1460-70に、下値抵抗は11330-40,1.1300-10,1.1260-70,1.1200-10にあります。
ユーロ/円は小幅続伸。単体では上昇エネルギーの強いものではなく、レンジ内から抜け出しておらず、売り買いともに引き付けて。買いは162.20-30の押し目待ちとします。損切りは161.70で一旦撤退です。売りは162.70-80で軽く戻り売りこれは東京市場で付いています。損切りは163.20で浅めに一旦撤退です。上値抵抗は162.70-80,163.10-20,163.70-80,164.10-20に、下値抵抗は162.20-30,161.90-00,161.50-60,161.10-20にあります。160円を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。
ポンド/ドルは寄付き安値の陽線引けとなり、前日の上ヒゲ陰線を補強した形となりました。トレンドの変化は認められませんが、1.34台前半にあった中期的な上値抵抗にぶつかった流れにあり、上値トライに再び失敗する可能性にも注意が必要です。買いは1.3250-60の押し目待ちとします。損切りは1.3190で撤退です。売りは様子見か1.3400-10まで引きつけて。損切りは1.3440で撤退です。上値抵抗は1.3360-70,1.3400-10,1.3420~1.3240に、下値抵抗は1.3260-70,1.3220-30,1.3200-10,1.3150-60にあります。1.3200を割り込んで終えた場合は調整下げ局面入りの可能性が高くなります。
ポンド/円は小幅続伸し、上値トライの可能性に繋げています。190円台を維持しており、上値トライの可能性に繋げていることから押し目買い方針継続としますが、中期トレンドがまだ弱く195円台に乗せて終えるまでは下値リスクを残した状態です。また、再び188円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯します。買いは190.10-20の押し目待ちとします。損切りは188.90で一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は191.10-20,192.00-10,193.20-30に、下値抵抗は190.10-20,189.70-80,189.30-40,189.00-10,188.30-40,188.00-10にあります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯します。
豪ドル/円は、前日足から下寄りのスタートとなりましたが、下値を攻めきれずに実体の小さい陽線で終えています。この陽線が下値トライにも失敗しており、再度92円超えトライの動きが強まると見られます。中期トレンドが弱いので買いは無理せず91.10-20の押し目を待って買い狙い。損切りは90.70で撤退です。売りは様子見か92.10-20で戻り売り。これは東京市場で付いています。損切りは92.50で浅め一旦撤退です。上値抵抗は92.10-20,92.50-60に、下値抵抗は91.50-60,91.10-20,90.80-90,90.60-70,にあります。89.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化します。
では皆さま良い週末をお過ごしください。